僕は10年ぶりにゴルフを再開したサラリーマン。9月のシルバーウイークは練習場へ足しげく通い、ボールをしこたま打った。坂本コーチが考案した練習ギア「スウィングラーニング#19」を使ってのスイングづくりをしたつもりだった。
その成果を坂本コーチに披露した。褒められると思っていたが、予期せぬ言葉をかけられた。「うまく打てるようになって、調子に乗ってしまいましたね。振り過ぎです!」と坂本コーチ。
「トップスイングが大きくなり過ぎて、手が胸面の正面から外れてしまっています。ドライバーよりも他のクラブはスピードを落としてこそミート率を高められるのです」
3、5番ウッドは90%、7、9番ウッド85%、5、6番アイアン80%、7、8番アイアン75%、9、PW70%、ロフト48度以下のウェッジでは65%で振るのが基本だと言う。
また、ゴルフは一つスイングではできないが、スイングをコントロールするのは難しいものだ。しかし、「7種類に分ければできます」という。 具体的には以下の7種類という。
①腕だけで振り幅は時計の7時から5時まで
②体を揺らして同8時から4時まで
③手首も動かす
④ひじも曲げる
⑤体重移動を行って9時から3時までのハーフスイング
⑥フルスイング
⑦ドライバー限定でフィニッシュを首に腕を巻きつけるフルスイング
ドライバーのスイングだけは特別だと初めて知ったのだった。 (月曜掲載)
■レッスン担当プロ=坂本博之 1970年東京都出身。二輪国際A級プロレーサーとして活躍後、ゴルフに転向して2017年にPGAティーチングプロA級取得。独自器具での練習方法で、第12回PGAティーチングアワード最優秀賞。レーサー経験を生かしたユニークなレッスンが注目を集めている。スウィングデザイン#19所属。