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女子バレー・古賀紗理那〝計画引退〟の舞台裏 夫・西田有志との〝別居婚〟も「パリ五輪でメダルを取る」覚悟から

zakzak by夕刊フジ 2024年7月10日 13時53分

バレーボール女子日本代表主将の古賀紗理那(28)=NEC=が9日、自身のインスタグラムで26日に開幕するパリ五輪後に現役を引退することを発表。手書きの画像をつけ「バレーボール人生の全てを懸けて戦います」などと投稿した。

電撃でない、計画引退だ。パリ五輪後に退くことは早くから決めていた。「もっとバレーボールがうまくなりたいの一心で、28歳まで続けることができました」とつづった古賀は熊本信愛女学院高2年の2013年に全日本初選出。6月のネーションズリーグ福岡大会には、熊本の家族や恩師など地元でお世話になった関係者を「見に来てください」と招待していた。

22年12月に男子代表の西田有志(24)=大阪ブルテオン=と結婚。しかし古賀が15年からプレーするNECは川崎市が本拠地で、「パリでメダルを取る」というミッションを2人で課して〝別居婚〟を続けてきた。西田は「いろんなところに行きたい」と計画していることを明かしていたが、パリ五輪の後に〝新婚生活〟をスタートさせることになる。

古賀は21年東京五輪の1次リーグ初戦に右足首を負傷。日本は25年ぶりに予選リーグ敗退と惨敗し、パリ大会も「女子のメダル獲得は厳しい」と下馬評は低い。

前日8日には五輪壮行会に出席。「東京のときに比べて個々のスキルが上がり、チームとして組織的に動く精度が上がった。日本は身長が低いので、それぞれの意識、精度、クオリティーを高く、少しずつ勇気を持ってプレーすることが勝つために必要」と話していたが、あえて五輪前に引退を公表。悲願のメダル奪取へ、引退をカンフル剤として最後の挑戦に挑む。

(久保武司)

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