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ヤクルト・村上宗隆、本拠地球宴〝最初で最後〟の惜別弾 「現役でやっている間にまたできるか…」意味深長な発言

zakzak by夕刊フジ 2024年7月25日 13時20分

プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2024」は24日、神宮球場で第2戦が行われ、村上宗隆内野手(24)=ヤクルト=が全セの4番で先発。メジャー挑戦を視野に入れる大砲は、本拠地の球宴で〝最初で最後〟のチャンスに見事なアーチを架けた。

痛烈な打球が2打席連続で相手の好守に阻まれて迎えた5回の第3打席。マチャド(オリックス)が投じた157キロを完璧に捉え、逆方向へ今度は誰も触れない柵越えの一発を叩き込んだ。

「本拠地でたくさんのファンのみなさんから熱い声援をいただいて、打ちたいと思っていたので本当にうれしい。特別な瞬間でした」。打球の行方をたっぷり時間を掛けて見届けてからバットを放り投げ、2万9382人満員のスタンドの大歓声を味わいながら、ゆっくりとダイヤモンドを一周。その胸には格別の感慨がわいていた。

4度目の出場にして自身初の球宴アーチを放った前日の第1戦(エスコンフィールド北海道)後、この日の試合に向け「神宮でのオールスターは初めて。現役でやっている間にまたできるか分からないので、そういう喜びを感じながらプレーできたら」と意味深長な発言。近い将来に神宮に別れを告げる進路を見定めているからこそ、初めて本拠地でプレーする球宴で飛び出した一発に大きな意味があったのだ。

年俸6億円の3年契約が満了する来オフのポスティング申請は球団から容認されており、25歳未満の選手のメジャー契約を制限する「25歳ルール」が緩和されれば、今オフの申請もあり得る。今季はメジャーの複数球団がホーム、ビジター問わずスカウトを送り込みネット裏からチェック。村上は本拠地で出場する事実上最後の球宴で惜別弾をかっ飛ばし、勝負強さを印象付けられただろうか。 (片岡将)

全セ―全パ第2戦(1勝1敗18時32分、神宮、2万9382人)

全 パ021502141-16

全 セ040130011-10

(勝) マチャド1試合1勝

〔敗〕 高橋宏1試合1敗

(本) 辰己1号①(吉村)、坂倉1号④(藤井)、オースティン1号②(マチャド)、村上2号①(マチャド)、岡2号①(桐敷)、紅林1号②(大西)

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