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遠藤航、リバプールで〝冷遇〟も代表で存在価値示せるか クロップ氏退団、スロット新監督は3試合でわずか4分しか起用せず

zakzak by夕刊フジ 2024年9月5日 13時49分

2026年サッカーW杯北中米大会のアジア最終予選が5日の中国戦(埼玉スタジアム)からスタート。最高の緊張状態で臨むのは、遠藤航主将(31)=リバプール=だろう。

4日の公式会見に森保一監督(56)とともに出席した遠藤。「とにかく一戦必勝。自分たちに力があるという自信を持って、楽しみながらしっかり勝利をつかみ取れればいい」とかみしめるように話した。

楽しめていない理由がある。2季目をむかえたイングランドの強豪リバプールで、遠藤の序列は完全に控え組へと降格しているからだ。森保監督の代表チームでの選手起用の序列は、①欧州での経験②所属クラブで主力として出場しているか―の2点を重視している。

昨季リバプールに移籍した遠藤だったが、獲得に意欲的だったクロップ前監督(57)が昨季限りで退団。バトンを受けたオランダ人のスロット新監督(45)は、8月に開幕したリーグ戦で3試合を消化して、遠藤をわずか4分しか起用していない。

前回の最終予選初戦のバーレーン戦(2021年9月)で1―2と敗れて、日本サッカー協会でも解任論が起きた森保監督。今回はスムーズに滑り出したいところ。主将の遠藤に対する期待は大きく、遠藤に心身ともに充実した状態で試合に臨んでもらわないとチームは不安定になりかねない。

「今できる環境で最大限、最高の準備をみんなでしてきている」と話した森保監督。日本は中国戦後に出国し、10日(日本時間11日未明)にアウェーでバーレーン代表と対戦する。遠藤にとっても、日本代表にとっても最終予選の先行きを占う大事な2試合だ。 (久保武司)

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