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甲子園「100歳誕生日」に巨人戦勝利も 岡田監督は〝8月大恐慌〟警戒「皆が調子がいいから…そういう時は結構怖い」

zakzak by夕刊フジ 2024年8月2日 13時14分

岡田彰布監督(66)率いる阪神は、1日の巨人戦第3ラウンド(甲子園)に5戦連続2ケタ安打の猛攻で快勝。今季2度目の7連勝で、本拠地の開場から100歳の誕生日を祝ってみせた。

聖地の節目に今季最多4万7181人の観衆が集結。〝最強助っ人〟ランディ・バース氏、藤川球児氏らゆかりのゲストが参加した式典は、熱心な阪神ファンで俳優の渡辺謙が進行役を務めた。

相手先発は5月の甲子園で屈辱のノーノー敗戦を食らった戸郷。5回6失点KOでやり返すと、8回には4番佐藤輝が約1カ月ぶりの6号ソロで祝砲を上げ、「今日打てて本当に良かった。最高です」と胸を張った。

いいことずくめで宿敵に3タテを食らわせ、岡田監督は「この3連戦の重要さは皆が分かってること。記念日にいい勝ち方ができてよかった」とご満悦。一方で球界屈指のマイナス思考の持ち主は、チーム状態を「もう大丈夫かは分からんよ。今は皆が調子がいいから、そういう時は結構怖い…。(今度は)皆が下がってくるもんよ」と分析し、「2、3人ぐらい打てないヤツがいた方がええんやけど、これは『打つな』とは言えないから、そのへんがな…」と〝反動〟を警戒した。

今がいくら良くても、指揮官がもくろむ「勝負の8、9月」で野手全員が不振の〝大恐慌〟に入れば目も当てられない。1985年日本一メンバーのバース氏も「もう一度優勝する可能性は大きい」としつつ、「夏の長期ロードをいかに乗り切るのかがキーポイント。そして覚えておかないといけないのは、巨人を倒さないと優勝はない、ということ」を連覇の条件を挙げた。百戦錬磨の岡田監督は百も承知だろうが、ここからさらなる腕の見せどころが来る。 (岩﨑正範)

阪神―巨人18回戦(阪神9勝8敗1分、18時5分、甲子園、4万7181人)

巨 人000011000-2

阪 神20103201×-9

(勝) ビーズリー8試合5勝1敗

〔敗〕 戸郷18試合7勝6敗

(本) オコエ1号①(ビーズリー)、佐藤輝6号①(船迫)

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