日本サッカー協会は１４日、パリ五輪に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」１８人を選出した。３度目の五輪出場となった熊谷紗希主将（３３）＝ローマ＝を筆頭に長谷川唯（２７）＝マンチェスター・シティー＝ら順当な選考になった。
過去最多となる１１人の海外組を選出した池田太監督（５３）は「目の前の１試合をしっかり戦い、金メダルを目指したい」と、五輪では過去最高となる２０１２年ロンドン五輪「銀」を上回る好成績を誓った。
金メダルを期待された２１年の東京五輪も、昨年の女子Ｗ杯はベスト８に終わった。パリ五輪でも、１次リーグでは昨年のＷ杯を制したスペインの他、ブラジル、ナイジェリアと難敵との対戦が待っている。
男女ともにパリ五輪を決めたバレーボールの注目が高くなっており、ネーションズリーグ・福岡大会は人気の男子だけでなく女子も民放地上波でゴールデンタイムで生放送されている。ネット配信ばかりのなでしこジャパンとは雲泥の差だ。１１年Ｗ杯で世界一となった際のフィーバーを再現するためにもパリ五輪ではメダルがミッションになる。 （久保武司）