沸騰した熱湯にふわっと麺を入れて数分。小麦粉とかんすいが一体化した中華麺独特の薫りが漂ってきた~! 手早く水で洗い、氷水で締めてツルツルッといけば、うわー、クミクミ、しこしこ、たまらなーい!
知らなかった! 呉冷麺とはこんなにうまかったのか。広島県呉市のご当地グルメだ。同封された酸味というより、甘みとうま味が際立ったツユをぶっかけて食べれば、奥さん、これなんぼでもいけまっせ!
もちろんチャーシュー、メンマなど基本の中華トッピングも合いますが、僕は今回、ミョウガ、青ジソ、温玉、青ネギ、市販の乾燥させたラー油のふりかけをトッピング。
一袋に1人前100グラムが2つ入っていて、うますぎるんで最初、ペロッと2人前200グラムはいっちゃいました。
冷やし中華といえば、小学生のころ、林間学校だったかな、その宿舎で昼めしに出てきたのが初体験。
その時の、あの酸味、ツルツル感、ハムに錦糸卵などなど、今まで見たこともないような汁なしスタイルに胸がときめいたものでした。
その頃の冷やし中華はすべて酸味が立っていましたが、その後、皆さんもご存じの汁なし担々麺などスープじゃない麺類の進化も著しい日本。
今年予想されるアナザーワールド一歩手前の極暑の家メシは、呉冷麺で決定! はなまるです!
しかし、生麺タイプの袋ものなのに、なんでこんなにうまいんだろう、脱帽! =火曜日掲載
■髙嶋政宏(たかしま・まさひろ) 俳優。1965年10月29日生まれ。東京都出身。87年、俳優デビュー。Netflix「トークサバイバー2」に大統領役で出演している。
映画では「KINGDOM 大将軍の帰還」、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」が大ヒット公開中。そして8月9日公開「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」にも出演する。
写真の「呉冷麺」は、ひまわりフーズ(広島県廿日市市)の通販サイトから購入可能。