タレントの中居正広(52)が女性とのトラブルをめぐり、事実上の休業状態となり、地上波テレビから退場する一方、同じように女性とのトラブルで姿を消しながらも久々に登場した顔も。去る者あれば、来る者あり。地上波テレビは魑魅魍魎の世界か。
9日のコメントで、今後の芸能活動について、示談が成立したので「支障なく続けられる」との見解を示した中居。しかし、現時点で起用再開を決めたテレビ局はない。
「今回の騒動で番組の差し替えや再編集を迫られたこともあり、正直、この発言をめぐって、どの口で言っているんだとテレビ局側も反発しています。中居さん側としては悪手だったと言わざるを得ません」とテレビ誌編集者は話す。
週末のテレビでも、この問題を取り上げ、12日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)は椿原慶子アナ(39)が同局の対応について「昨年来事実確認を含めて対応を継続しています」などと読み上げた。
「サンデージャポン」(TBS系)では、良原安美アナ(29)が「JNNでは取材を続け、報じるべき事実があればお伝えしてまいります」と表明した。いずれも中居とは距離を取った対応であることはいうまでもない。
一方、TBSでは12日夜に映画「99.9―刑事専門弁護士―THE MOVIE」を放送。この映画には主要キャストで香川照之(59)が出演している。香川は2022年夏、銀座のホステスへのセクハラ・パワハラ報道で地上波テレビから姿を消していた。
「あれから2年。香川さんは市川中車として歌舞伎界で活動していますが、市川猿之助の事件もあり、澤瀉屋を陰日なたで支えてきたことで信頼回復に努めてきました。そんな中、NHKが昨年から、香川も出演している『坂の上の雲』の再放送を始めたことで、地上波へのハードルが下がったとみられます」と放送関係者は話す。
香川については、配信ドラマでの復帰に続いて、地上波ドラマでも復帰する可能性が取り沙汰されている。2年で地上波復帰は遅かったのか、早かったのかは評価が割れるところだが、一定の基準にはなりうる。
「中居さんも少なくとも2年は復帰までにかかるということです。スポンサーとお茶の間の反応ありきなので、地上波への復帰はいばらの道です。そうすると、ダウンタウンの松本人志さんも自ら立ち上げる発信チャンネルでの復帰が見込まれているように、中居さんも地上波ではない形での復帰を探るのが一番早いでしょう」と先の放送関係者。