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低迷のJ1浦和、残り4戦…残留危機も〝攻撃的〟原口元気が起爆剤に 攻撃的ポジションに納得「30代でもやれる」

zakzak by夕刊フジ 2024年10月31日 13時21分

サッカー明治安田J1第35節第2日(30日・日産スタジアム)で浦和―横浜Mは0―0のドローで終わった。今季も残り4試合。名門クラブがともに残留争いという状況を脱することができずにいる。

低迷する中で、浦和サポーターの大きな期待を受けているのが、今年9月に10年ぶりの復帰となった元日本代表MF原口元気(33)だ。この日は後半18分にFWリンセン(34)に代わって投入された。

得点にはならなかったが積極的な動きで決定的なクロスを入れるなど、攻撃に厚みが増したことは間違いない。「オフェンシブ(攻撃的)のポジションはワクワクしてプレーできた」と目を輝かせた。

同じく9月に再就任したスコルジャ監督(52)からは、チーム状態が芳しくないことを理由に守備の負担もあるボランチでのプレーを打診されていたが、「少しずつ前で(起用してもらえる)ということになってきた。30代でもやれるということを見せていきたい」と原口。

原口の持ち味はファイティングスピリットあふれるプレーだけに、浦和復帰以来、初の攻撃的ポジションに納得した様子。チーム復調の起爆剤になりたいところだ。

浦和は勝点43で暫定12位。残り4試合で次節は優勝を争う広島(来月10日)、川崎(同22日)と難敵が続く。スコルジャ監督の続投は決まっているが「来季のことはまだ今は話す時期ではない。残り4試合はすべて決勝戦と思って試合をする」と神妙に話した。

一方、ホームの横浜Mは6試合勝ちがなく、同じく勝ち点43で得失点差で暫定13位。2年連続の国内タイトル無冠が決定している。来季に向けてハッチンソン監督(44)の退任は決定的だ。

日本リーグ時代からJリーグにかけて人気クラブとして君臨してきた両クラブ。苦しい終盤戦になっているが、最後の踏ん張りで何とかサポーターの声援に応えたい。 (久保武司)

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