ひと目でほれた服も、よく着る服も、着てみたい服も。解決策を考えることも楽しい組み合わせのバランス。「何と何を・どこに何を・どことどこを」。考えるほど複雑に、そして無限にある組み合わせの考え方から、まちがいなく「しっくりくる」法則を編み出し、たとえば携帯+PC=スマートフォンというように、組み合わせることで「さらに」「それも」いいとなる応用法をたっぷりとご紹介。
ワンパターン・着ぶくれする・スタイルがよく見えない・考えたくない…ありがちな問題も組み合わせ自体の見直し、あるいは組み合わせによって解決していく実例集。パズルのピースを埋めていくように、その場所に合わないもの=結果「何が不要か」もおのずと見えてくる。
流行やモノではなく自分らしい発想。それをデザインするのは、誰でもない自分自身。1つもいいけど、2つ以上がいいこと。ひとつひとつが持つ魅力を組み合わせることで最大限に引き出すヒントを、めいっぱいつめ込んでお届けするコーディネート・トレーニング。
【画像一覧】すべてのスタイリングはこちら
<バランスの基礎が見えてくる>
「靴とボトム」のゆるぎない関係性
夏はラクな足元が抜け感としてプラスに働いていたものの、秋冬は服の重みとうまくつきあえる靴だけが生き残る。ボトムを基点に、「服がまわる」カギを握る靴選びをおさらい。
ボトム以前に「ソックスが似合う甲の深さ」
浅いとソックスが悪目立ちし、深いとおおわれることで脚全体が重く見える、ソックスありきで見極めるパンプスの「甲」の違い。浅すぎず深すぎないだけで、スタイリング全体の完成度が変わってくる。
よくはくスカートで「隙をなくせる」がバロメーター
ショートブーツの丈の選び方の1つ=「よくはくスカート丈で隠れるかどうか」。スカートとブーツの間に肌が見えると、ともするとやぼったい。隙間をなくせば、スカートでもタフなスタイルへと昇華する。
NEUTRAL
つま先でヒールで。淡い色ほど「とがらせる」
色のテンションのまま、形までまろやかだと、スタイリング全体がぼやけることも。スクエアトゥなど、角のあるシェイプを選ぶだけで、1足で強さとやさしさを表現できる。その二面性こそが使える証し。
パンツとローファーの「間をもたせる」前提で
ジャスト丈のパンツとローファーの間をソックスでつなぐ三位一体の品のよさ。ローファーを新調したい日は、はき慣れたパンツと試したいソックスで出かければ、理想の1足に最速で出会えるかもしれない。
SUEDE
ラクに逃げることなくレザーパンツをやわらげる役割
今季豊作のレザーパンツ。ラフな足元はその主張に負けてしまうし、強い素材だとぶつかってしまう。存在感は放ちつつ寄り添うようなしっとりとしたスエードなら、喧嘩することなくお互いを引き立てる。
+ BLACK SKIRT
+ BROWN PANTS
暗色ボトムに添えてもハードに見えないレオパード
一見派手? と敬遠しがちなレオパード柄。使い勝手のよさを測る手段は、黒やダークブラウンなど、暗色に合わせても強く見えないかどうか。かわいげをもたらすフォルム、素材、柄の大きさで選別を。
BLACK NYLON SKIRT
WHITE WOOL PANTS
BEIGE LEATHER PANTS
BROWN STRAIGHT PANTS
あらためて「黒のスクエアトゥショートブーツ」の万能性
スニーカーよりきちんと見えてパンプスほどかしこまらない、ミドルヒールの黒ショートブーツ。ぽってりとせずとがりすぎてもいない、「どっちつかず」のスクエアトゥなら、どんなボトムも引き寄せる。
ESSENTIAL 6 SHOES
a. BROWN SHORT BOOTS
色以外はすべてシャープ
「先細トゥのブラウンショートブーツ」
TYPE : POINTED TOE
HEEL : 6cm
黒より柔和なブラウンは「とがらせて」こそ活躍
ブラウンショートブーツ 8,900円+税/RANDA ポインテッドトゥ&きゃしゃなヒールのエッジが効いたフォルムによって、やさしいブラウンに強さが宿り、ハンサムにもレディにも対応可能に。
b. ECRU SQUARE PAMPUS
いい意味でわかりにくいさし色
「角のあるエクリュパンプス」
TYPE : SQUARE TOE
HEEL : 7.5cm
白ともとれるあいまいさを「形」ではっきりさせる
エクリュスクエアトゥパンプス 29,000円+税/ファビオ ルスコーニ(ファビオ ルスコーニ ヴィオロ 福岡店) 暗色ボトムを軽快に、白ボトムをさらにクリアに見せる役割も。歪曲したヒールがセンシュアル。
c. BROWN LOAFERS
ソックスを合わせる前提で
「装飾のないブラウンローファー」
TYPE : LAMB LEATHER
HEEL : 3cm
パンプスとスニーカーの間の気分をくむ万能性
ブラウンローファー 14,900円+税/A de Vivre 親近感もあり、緊張感もある都合のいい靴。シンプルなデザインならボトムを選ばず、シーンさえも選ばない。足あたりのいいソフトな素材感もうれしい。
d. BLACK SUEDE PUMPS
やさしさと強さを兼ね備える
「甲浅の黒スエードパンプス」
TYPE : CHUNKY HEEL
HEEL : 5.5cm
強い黒こそスエードのあたたかさを有効利用
黒スエードパンプス 30,000円+税/PIPPICHIC(ベイジュ) 浅すぎず深すぎない甲がソックスとの相性のよさを物語るポイント。鋭いトゥに太いヒールのギャップで、プレーンな黒でも無難じゃない。
e. LEOPARD FLAT PUMPS
よくはく黒から導かれた
「レオパード柄のフラットパンプス」
TYPE : HAIRCALF
HEEL : 0.5cm
リッチな風合いは親しみがわくフォルムで
レオパード柄パンプス 34,000円+税/PIPPICHIC(ベイジュ) 季節感を演出する毛足の長いヘアカーフは、ドレスアップにも効く華やかさ。目を引くルックスこそ疲れないフラットタイプを。
f. BLACK SHORT BOOTS
どっちつかずでどうにでも転ぶ
「スクエアトゥ未満の黒ショートブーツ」
TYPE : LEATHER-LIKE
HEEL : 6cm
全方位のテイストに傾く丸みを残したスクエアトゥ
黒スクエアトゥショートブーツ 10,000円+税/UNITED TOKYO(ユナイテッド トウキョウ 渋谷店) 抜け感のない黒にもかかわらず、スラリと見えるセンターシーム入り。安定感のある「走れる」ヒール。
ワンパターン・着ぶくれする・スタイルがよく見えない・考えたくない…ありがちな問題も組み合わせ自体の見直し、あるいは組み合わせによって解決していく実例集。パズルのピースを埋めていくように、その場所に合わないもの=結果「何が不要か」もおのずと見えてくる。
流行やモノではなく自分らしい発想。それをデザインするのは、誰でもない自分自身。1つもいいけど、2つ以上がいいこと。ひとつひとつが持つ魅力を組み合わせることで最大限に引き出すヒントを、めいっぱいつめ込んでお届けするコーディネート・トレーニング。
【画像一覧】すべてのスタイリングはこちら
<バランスの基礎が見えてくる>
「靴とボトム」のゆるぎない関係性
夏はラクな足元が抜け感としてプラスに働いていたものの、秋冬は服の重みとうまくつきあえる靴だけが生き残る。ボトムを基点に、「服がまわる」カギを握る靴選びをおさらい。
ボトム以前に「ソックスが似合う甲の深さ」
浅いとソックスが悪目立ちし、深いとおおわれることで脚全体が重く見える、ソックスありきで見極めるパンプスの「甲」の違い。浅すぎず深すぎないだけで、スタイリング全体の完成度が変わってくる。
よくはくスカートで「隙をなくせる」がバロメーター
ショートブーツの丈の選び方の1つ=「よくはくスカート丈で隠れるかどうか」。スカートとブーツの間に肌が見えると、ともするとやぼったい。隙間をなくせば、スカートでもタフなスタイルへと昇華する。
NEUTRAL
つま先でヒールで。淡い色ほど「とがらせる」
色のテンションのまま、形までまろやかだと、スタイリング全体がぼやけることも。スクエアトゥなど、角のあるシェイプを選ぶだけで、1足で強さとやさしさを表現できる。その二面性こそが使える証し。
パンツとローファーの「間をもたせる」前提で
ジャスト丈のパンツとローファーの間をソックスでつなぐ三位一体の品のよさ。ローファーを新調したい日は、はき慣れたパンツと試したいソックスで出かければ、理想の1足に最速で出会えるかもしれない。
SUEDE
ラクに逃げることなくレザーパンツをやわらげる役割
今季豊作のレザーパンツ。ラフな足元はその主張に負けてしまうし、強い素材だとぶつかってしまう。存在感は放ちつつ寄り添うようなしっとりとしたスエードなら、喧嘩することなくお互いを引き立てる。
+ BLACK SKIRT
+ BROWN PANTS
暗色ボトムに添えてもハードに見えないレオパード
一見派手? と敬遠しがちなレオパード柄。使い勝手のよさを測る手段は、黒やダークブラウンなど、暗色に合わせても強く見えないかどうか。かわいげをもたらすフォルム、素材、柄の大きさで選別を。
BLACK NYLON SKIRT
WHITE WOOL PANTS
BEIGE LEATHER PANTS
BROWN STRAIGHT PANTS
あらためて「黒のスクエアトゥショートブーツ」の万能性
スニーカーよりきちんと見えてパンプスほどかしこまらない、ミドルヒールの黒ショートブーツ。ぽってりとせずとがりすぎてもいない、「どっちつかず」のスクエアトゥなら、どんなボトムも引き寄せる。
ESSENTIAL 6 SHOES
a. BROWN SHORT BOOTS
色以外はすべてシャープ
「先細トゥのブラウンショートブーツ」
TYPE : POINTED TOE
HEEL : 6cm
黒より柔和なブラウンは「とがらせて」こそ活躍
ブラウンショートブーツ 8,900円+税/RANDA ポインテッドトゥ&きゃしゃなヒールのエッジが効いたフォルムによって、やさしいブラウンに強さが宿り、ハンサムにもレディにも対応可能に。
b. ECRU SQUARE PAMPUS
いい意味でわかりにくいさし色
「角のあるエクリュパンプス」
TYPE : SQUARE TOE
HEEL : 7.5cm
白ともとれるあいまいさを「形」ではっきりさせる
エクリュスクエアトゥパンプス 29,000円+税/ファビオ ルスコーニ(ファビオ ルスコーニ ヴィオロ 福岡店) 暗色ボトムを軽快に、白ボトムをさらにクリアに見せる役割も。歪曲したヒールがセンシュアル。
c. BROWN LOAFERS
ソックスを合わせる前提で
「装飾のないブラウンローファー」
TYPE : LAMB LEATHER
HEEL : 3cm
パンプスとスニーカーの間の気分をくむ万能性
ブラウンローファー 14,900円+税/A de Vivre 親近感もあり、緊張感もある都合のいい靴。シンプルなデザインならボトムを選ばず、シーンさえも選ばない。足あたりのいいソフトな素材感もうれしい。
d. BLACK SUEDE PUMPS
やさしさと強さを兼ね備える
「甲浅の黒スエードパンプス」
TYPE : CHUNKY HEEL
HEEL : 5.5cm
強い黒こそスエードのあたたかさを有効利用
黒スエードパンプス 30,000円+税/PIPPICHIC(ベイジュ) 浅すぎず深すぎない甲がソックスとの相性のよさを物語るポイント。鋭いトゥに太いヒールのギャップで、プレーンな黒でも無難じゃない。
e. LEOPARD FLAT PUMPS
よくはく黒から導かれた
「レオパード柄のフラットパンプス」
TYPE : HAIRCALF
HEEL : 0.5cm
リッチな風合いは親しみがわくフォルムで
レオパード柄パンプス 34,000円+税/PIPPICHIC(ベイジュ) 季節感を演出する毛足の長いヘアカーフは、ドレスアップにも効く華やかさ。目を引くルックスこそ疲れないフラットタイプを。
f. BLACK SHORT BOOTS
どっちつかずでどうにでも転ぶ
「スクエアトゥ未満の黒ショートブーツ」
TYPE : LEATHER-LIKE
HEEL : 6cm
全方位のテイストに傾く丸みを残したスクエアトゥ
黒スクエアトゥショートブーツ 10,000円+税/UNITED TOKYO(ユナイテッド トウキョウ 渋谷店) 抜け感のない黒にもかかわらず、スラリと見えるセンターシーム入り。安定感のある「走れる」ヒール。