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ニットとヘアのいい関係:「凝らないプロの技」でキレイに見違える

GISELe 2021年11月21日 19時30分

シルエットも質感もさまざま。そんなニットの印象を操作するヘアは、自由度が高いぶん、奥が深い。明日からのヒントになる担当ヘアメイクの解説とともに、もっと楽しく、可愛く、キレイにニットを楽しむアイディアをご紹介します。


TOPICS.1
ニットだからいい「あどけなさ」
ニットの素朴さを利用して、ヘアにもちょっぴり少女っぽさを残したある意味「ひねらない」発想。アレンジのさじ加減やニットの抜け感を計算すれば、ただ幼いだけには終わらない。

-肌見せニットとガールなボブ-
「Vネックで強調される鎖骨の艶っぽさには”かわいい”ヘアがちょうどいい。パウダリーのヘアスプレーでボリュームを出したドライなクセ毛風ボブのセンターわけで、あえてレトロに仕上げたのがポイントです。ざっくり開いたVネックニットでもいやみのないセンシュアルに落ち着きます」(担当ヘアメイク:岡田知子さん) 



TOPICS.2
ひとつ結びにもいろいろある
首まわりの重みを理由に、タートルネックを着る日はついひとつ結びに頼りがち。結ぶ高さや位置にこだわって、「とりあえず」じゃないニットに適したまとめ方を選択。

-流れを止めないゆれるポニー-
「ニットの質感を上質に見せるため、クリーム系のスタイリング剤にオイルをまぜて髪全体にツヤ感を出しました。高すぎず低すぎずの位置で髪を1つに結び、ニットにゆるやかに沿った、流れるようなポニーテールに」(担当ヘアメイク:スガタクマさん)



-ムードが漂う「ちょっと下」-
「ふつうに1つで結ぶと首まわりがさみしくなりそうなシンプルニット。わざと重心を落としてボリュームを出し、後ろ姿にレディなニュアンスを」(担当ヘアメイク:扇本尚幸さん)



TOPICS.3
ニットにならってカジュアルでいい
ときにはニットのテンションに合わせて、無造作感を楽しむのも手。とはいえ、意識すると難しい自然体。手抜きには陥らない計算された抜け感を検証。

-2枚重ねたぶん「上」は軽く-
「ニットのレイヤードを主役にしたかったので、首まわりのヘアはスッキリと。黒とグレーのごくベーシックな配色を地味に見せないように、カジュアルなアップと赤いリップをかけ合わせたポジティブなバランスを意識しました」(担当ヘアメイク:小澤麻衣さん)


TOPICS.4
いつものニットにテーマを与える
ステディなニットにあと一歩の新しさを加えるなら?ヘアアクセの力を借りたりアレンジよりもテクスチャーに力を入れたり。「こうなりたい」をヘアスタイルに託す気分で。

-モードに寄せるスリークヘア-
「グレーのワントーンによる、ニットなのにシャープなスタイリングによせて、ヘアスタイルもモダンで凜とした女性をイメージ。タイトなセンターパートにすれば、ピアスも映えるバランスに」(担当ヘアメイク:吉田太郎さん)


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