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ダイアナ妃、ジェーン・バーキンetc…「褪せない黒スタイル」をスタイリスト5人が解説!

GISELe 2021年7月14日 20時0分

「必要な黒」に近づくイメージボード
長く愛せる黒を選ぶために。黒をもっと上手に着るために。今あらためて参考にしたい往年の女優やセレブ、ストリートスナップをもとに「褪せない黒」の着こなしテクニックをGISELeスタイリストが徹底解説。

▼シンプルを極めた「ミニマルな黒」

樋口かほりさん:キャミドレス1枚をさらりと着こなす、01ジェーン・バーキンの姿はいつ見ても素敵。黒のドレスというだけで十分華があるので、形や素材をそぎ落とした選びがベストだと思います。


高木千智さん:私も今季はとくにシンプルな黒が気になります。02みたいに体のラインが出る細身のワンピも、引き締まる黒なら気負わず試せそう。黒とのコントラストによって肌がキレイに見えるのもいいところ。パンツスタイルなら03ケイト・モスの装いも好き。ボディラインがわかる形と黒の緊張感によって、ミニマルに見えますね。


▼首もとに「抜け感」を意識してレディに

岩田槙子さん:私はショートヘアで、今までだと首元にボリュームのある服を選ぶことが多かったのですが、04のようにデコルテを生かして黒を着たい。それだけで女らしさが増し、黒の格もさらに上がりそう。


渡邉恵子さん:首元に抜けがあれば、黒のセットアップも軽い印象で着られる。05みたいにつるんとした光沢があるとかたく見えにくい。セリーヌのコレクションに登場したミニワンピのルック(06)も印象的でした。ともすると子どもっぽくなる丈ですが、光沢のある黒を重ねることで大人っぽくエレガントに。


▼カジュアルなのに「女っぽい」のコツ

高木千智さん:ジーン・セバーグのゆるいボーダーT(07)もあせないかわいさ。ジャストサイズだと膨張して見えやすいので、ゆったりとした形を選ぶのがコツ。そのぶんボトムはスキニーなど細身の形を選んで、重軽バランスの調整を。


樋口かほりさん:カジュアルなボトムに合わせる前提なら、08のように胸元が大胆に開いたTシャツもいいなと思いました。
渡邉恵子さん:私はダイアナ妃の着る黒(09)に憧れます。黒Tにデニムというカジュアルなワンツーなのに、肩のフィット感や首元の開き、そでの長さとどこをとっても女っぽい。


▼「小物づかい」でアクセントをつける

出口奈津子さん:黒小物も見逃せません。極端なビッグサイズのバッグだからこそ、10のズルッとした薄色のゆるさをくずさず、引き締めに成功しているのだと思います。
渡邉恵子さん:11のスクエアバッグやヒールパンプスのように、角のある黒小物づかいにも注目。甘いトップスにもキレが出て辛口仕様に、白ブラウスのハードルも下がる。


▼ハーフパンツの抜け・小さな色のアクセント

岩田槙子さん:ストリートスナップからも、白×黒の着方のヒントをよく拾います。12は着くずした白シャツに墨黒のハーフパンツで重みを足す加減が絶妙。


出口奈津子さん:13はルーズなシャツ+ロングブーツと一見無骨なのですが、中にミニマルな黒インナー+ミニボトムをしのばせることで女っぽい印象に。


岩田槙子さん:配色にエッジがある14も素敵。ヴィヴィッドカラーを黒にぶつけるとけんかする恐れがあるので、流れるようなシルエットやなめらかな質感の黒を選ぶとベター。

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