お気に入りの1足を大切に、長く付き合っていくために。「きちんとしたメンテナンスをしているか否か」がその大きな分かれ道。おろしたての見た目を保つお手入れ方法を専門家が徹底解説!
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【HOW TO CARE】
☑まず知っておきたいキレイを保つ5つの習慣
【1】着用後のブラッシングで汚れやシミの発生を防止
「ホコリが付着していると革に必要な栄養分をかわりに吸ってしまい、お手入れの質が低下してしまいます。あまりはかない靴でも定期的にブラッシングをするのがいい」(石津さん)
【2】カビの発生を防ぐため1度はいたら中2日はあける
「1度はいた靴はそうでもないと思っていても湿気がこもっているものです。お気に入りのシューズでも毎日はかず、完全に乾いてから着用するようにしてください」(小坂さん)
【3】シューキーパーは服でいうハンガーの役割
「見落としがちですが、収納時にシューキーパーを靴に入れるだけでより長くはけるようになります。すぐに用意できないときは最低限、新聞紙を丸めて入れましょう」(小坂さん)
【4】毎回靴ベラを使用することでダメージや形くずれを防ぐ
「はきやすくするだけでなく、靴のかかと部分の傷みも軽減してくれるので必要不可欠。革靴だけでなくキツいヒールやスニーカーにも使うことで、靴ずれを防げることも」(石津さん)
【5】週に1度の防水スプレーにより油分汚れからも守る
「水をはじくことに目がいきがちな防水スプレーですが、ホコリや油分を含んだ汚れからも保護してくれます。雨にぬれたあとは効果が弱まるので、しっかり吹きかけて」(小高さん)
【LEATHER】
☑レザーのお手入れ方法
「使い込むにつれて増す光沢や色の深みが特長。淡い色みのものはとくに雨や水にぬれるとシミができやすく、スレや傷が目立ちやすくなるケースがあります」(小坂さん)
【CARE STEP】
1.馬毛ブラシで細部にたまったホコリを落とす
2.ステインリムーバーでクレンジング
「表面についた古いクリームなどを汚れ落としで除去。そうすることで、次に塗るクリームの浸透性が向上します。一緒に使うクロスはいらなくなったTシャツなどでOK。ふつうのタオルだと繊維がついてしまうので、避けるのが無難です」(小坂さん)
M.MOWBRAY ステインリムーバー 60mL 660円/R&D 刺激の少ない水性なので、お手入れ時の色落ちやシミなどのリスクが軽減。
3.クリームで栄養を補いブラシでなじませる
「1足あたり米2、3粒ほどのクリームをまんべんなく全体に塗り込みます。より浸透させるために、豚毛ブラシで均一にのばすようにブラッシングをするとツヤが出現」(石津さん)
サフィール ビーズワックスファインクリーム ブラック 1,100円/ルボウ のびのよい乳化性。ニュートラルカラーを選べばどんな色にも対応。
4.仕上げ磨きでさらに光沢感を獲得
「クリームがある程度乾いたら最後にクロスで磨きます。3までの工程だけでも十分ツヤが出ますが、からぶきをすると余分なクリームもふきとられ、キメの細かさが増します」(石津さん)
【SUEDE&NUBUCK】
☑スエード&ヌバック素材のお手入れ
「起毛しているぶん、毛と毛の間にホコリが狭まってしまい、ダメージの原因になりやすい。しかし、メンテナンスをすれば、質感を保ちながら防水効果までも発揮できます」(小坂さん)
【CARE STEP】
1.ゴムのブラシで汚れをかき出す
「毛並みを整えるようにブラッシングをし、中に入り込んだホコリをとり除きます。ゴム素材のブラシだとより落ちやすいですが、ない場合はハリのある豚毛のものを選びましょう」(石津さん)
2.頑固な汚れにはスエードクリーナーを使用
「表面についた汚れや油など、気になる部分に直接25cmほど離してスプレーを噴射してください。その後、乾いた布でこするようにふきとると、汚れがみるみる落ちていきます」(小坂さん)
3.スエード&ヌバックスプレーで栄養と水分を
「色落ち=乾燥が原因となるため、色を鮮やかにとり戻す、また予防として栄養スプレーを全体にかけてください。うるおいと油分を補うことで、はっ水効果も与えてくれます」(石津さん)
〈右から〉M.MOWBRAYスエードクリーナー 1,320円/R&D 起毛革専用の汚れ落とし。サフィール スエード&ヌバックスプレー 200mL ニュートラル 1,980円/ルボウ
【取材した靴のプロフェッショナル】
コロンブス 小高公次さん
皮革関連業態に100年の長きにわたり、靴仕上げ剤・靴クリームを提供してきたコロンブスの企画部に所属。靴磨きの講師として幅広く活躍。
R&D 小坂遼太郎さん
シューケア商品の専門商社として40年以上業界をけん引してきたR&Dの営業企画部に所属。ヨーロッパ伝統のシューケアアイテムを熟知。
ルボウ 石津麿美さん
フランスの高級シューケアブランドSAPHIRをとり扱うルボウの営業部に所属。高価な靴にも安心して使える製品やケアに精通している。
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【HOW TO CARE】
☑まず知っておきたいキレイを保つ5つの習慣
【1】着用後のブラッシングで汚れやシミの発生を防止
「ホコリが付着していると革に必要な栄養分をかわりに吸ってしまい、お手入れの質が低下してしまいます。あまりはかない靴でも定期的にブラッシングをするのがいい」(石津さん)
【2】カビの発生を防ぐため1度はいたら中2日はあける
「1度はいた靴はそうでもないと思っていても湿気がこもっているものです。お気に入りのシューズでも毎日はかず、完全に乾いてから着用するようにしてください」(小坂さん)
【3】シューキーパーは服でいうハンガーの役割
「見落としがちですが、収納時にシューキーパーを靴に入れるだけでより長くはけるようになります。すぐに用意できないときは最低限、新聞紙を丸めて入れましょう」(小坂さん)
【4】毎回靴ベラを使用することでダメージや形くずれを防ぐ
「はきやすくするだけでなく、靴のかかと部分の傷みも軽減してくれるので必要不可欠。革靴だけでなくキツいヒールやスニーカーにも使うことで、靴ずれを防げることも」(石津さん)
【5】週に1度の防水スプレーにより油分汚れからも守る
「水をはじくことに目がいきがちな防水スプレーですが、ホコリや油分を含んだ汚れからも保護してくれます。雨にぬれたあとは効果が弱まるので、しっかり吹きかけて」(小高さん)
【LEATHER】
☑レザーのお手入れ方法
「使い込むにつれて増す光沢や色の深みが特長。淡い色みのものはとくに雨や水にぬれるとシミができやすく、スレや傷が目立ちやすくなるケースがあります」(小坂さん)
【CARE STEP】
1.馬毛ブラシで細部にたまったホコリを落とす
2.ステインリムーバーでクレンジング
「表面についた古いクリームなどを汚れ落としで除去。そうすることで、次に塗るクリームの浸透性が向上します。一緒に使うクロスはいらなくなったTシャツなどでOK。ふつうのタオルだと繊維がついてしまうので、避けるのが無難です」(小坂さん)
M.MOWBRAY ステインリムーバー 60mL 660円/R&D 刺激の少ない水性なので、お手入れ時の色落ちやシミなどのリスクが軽減。
3.クリームで栄養を補いブラシでなじませる
「1足あたり米2、3粒ほどのクリームをまんべんなく全体に塗り込みます。より浸透させるために、豚毛ブラシで均一にのばすようにブラッシングをするとツヤが出現」(石津さん)
サフィール ビーズワックスファインクリーム ブラック 1,100円/ルボウ のびのよい乳化性。ニュートラルカラーを選べばどんな色にも対応。
4.仕上げ磨きでさらに光沢感を獲得
「クリームがある程度乾いたら最後にクロスで磨きます。3までの工程だけでも十分ツヤが出ますが、からぶきをすると余分なクリームもふきとられ、キメの細かさが増します」(石津さん)
【SUEDE&NUBUCK】
☑スエード&ヌバック素材のお手入れ
「起毛しているぶん、毛と毛の間にホコリが狭まってしまい、ダメージの原因になりやすい。しかし、メンテナンスをすれば、質感を保ちながら防水効果までも発揮できます」(小坂さん)
【CARE STEP】
1.ゴムのブラシで汚れをかき出す
「毛並みを整えるようにブラッシングをし、中に入り込んだホコリをとり除きます。ゴム素材のブラシだとより落ちやすいですが、ない場合はハリのある豚毛のものを選びましょう」(石津さん)
2.頑固な汚れにはスエードクリーナーを使用
「表面についた汚れや油など、気になる部分に直接25cmほど離してスプレーを噴射してください。その後、乾いた布でこするようにふきとると、汚れがみるみる落ちていきます」(小坂さん)
3.スエード&ヌバックスプレーで栄養と水分を
「色落ち=乾燥が原因となるため、色を鮮やかにとり戻す、また予防として栄養スプレーを全体にかけてください。うるおいと油分を補うことで、はっ水効果も与えてくれます」(石津さん)
〈右から〉M.MOWBRAYスエードクリーナー 1,320円/R&D 起毛革専用の汚れ落とし。サフィール スエード&ヌバックスプレー 200mL ニュートラル 1,980円/ルボウ
【取材した靴のプロフェッショナル】
コロンブス 小高公次さん
皮革関連業態に100年の長きにわたり、靴仕上げ剤・靴クリームを提供してきたコロンブスの企画部に所属。靴磨きの講師として幅広く活躍。
R&D 小坂遼太郎さん
シューケア商品の専門商社として40年以上業界をけん引してきたR&Dの営業企画部に所属。ヨーロッパ伝統のシューケアアイテムを熟知。
ルボウ 石津麿美さん
フランスの高級シューケアブランドSAPHIRをとり扱うルボウの営業部に所属。高価な靴にも安心して使える製品やケアに精通している。