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ありがちな「靴のトラブル」解決策:ニオイや型くずれ・すり傷などの対処法をプロが指南!

GISELe 2022年2月2日 22時30分

お気に入りの1足とずっとつきあっていくためには、きちんとしたメンテナンスをしているか否かが大きな分かれ道に。おろしたての見た目を保つお手入れ方法を専門家が徹底解説!


【靴のトラブル回避と対処法】
濡れたり、ニオイがとれなかったり、すり傷が気になったり...気持ちよく履くためのトラブル回避&トラブル後のケアを専門家たちが指南。


1「突然の雨でびしゃびしゃ」
▶新聞紙で水気をとる→陰干しを
・吸水性のある新聞紙を丸めて靴の中に入れ、水分をとってください。このときドライヤーや直射日光で急激に乾かすと、本来必要な油分や水分まで奪ってしまうので絶対にNG。

・その後、風通しのいい日陰で時間をかけて乾かしましょう。雨で靴クリームなどは流れてしまっています。乾いたら栄養補給のため、ふだんのお手入れがマスト。(小高さん)

スニーカーケア フレッシュインサート 1,430円/コロンブス 日に干すことで、吸水力が回復し、繰り返し使えるスニーカー用乾燥剤。湿気に加え、においまでもとり除ける。




2「つま先や先端にすり傷が!」
▶修正ペン的に補修クリームを使用
・小さな傷であれば革と同色の靴クリームを使うことで、目立ちにくくすることが可能。
・それでも気になる場合は補色に特化したクリームが便利です。絵の具のように水でといて塗り、色を足していけば、こすれて色が変わった部分も気にせずはけます(石津さん)

サフィール レノベイティングカラー補修チューブ 1,430円/ルボウ ツヤ革に使える補色&傷の補修クリーム。47色あるので異なる色とまぜ、思いどおりの色を作り出せる。




3「形くずれやシワが気になる」
▶水洗い後シューキーパーで調整
・実は水洗いが有効。革はぬれて乾く際に形状記憶をするという特性があります。それを利用し、水で洗い、乾く前に形の合うシューキーパーを入れて、乾燥させてみて。そうすることで、美しい形をとり戻せる場合も(小坂さん)





4「靴の中のイヤなにおいがとれない」
▶シューツリーで湿気をとって
・においの主な原因はジメジメとした環境から増える雑菌。そのため殺菌や除湿効果を発揮する、木製のシューキーパーを靴に入れるだけでも効果があります。脱臭しつつ形も整えられるのでメリットだらけです(石津さん)

M.MOWBRAY デオドラントパウダー 1,980円/R&D 靴の中にふりかけると細菌やウイルスを分解する消臭パウダー。てっとり早くにおいをとりたい人にオススメ(小坂さん)



「キレイを保つ5つの習慣」
CARE 1
着用後のブラッシングで汚れやシミの発生を防止 「ホコリが付着していると革に必要な栄養分をかわりに吸ってしまい、お手入れの質が低下してしまいます。あまりはかない靴でも定期的にブラッシングをするのがいい」(石津さん)

CARE 2
カビの発生を防ぐため1度はいたら中2日はあける 「1度はいた靴はそうでもないと思っていても湿気がこもっているものです。お気に入りのシューズでも毎日はかず、完全に乾いてから着用するようにしてください」(小坂さん)

CARE 3
シューキーパーは服でいうハンガーの役割 「見落としがちですが、収納時にシューキーパーを靴に入れるだけでより長くはけるようになります。すぐに用意できないときは最低限、新聞紙を丸めて入れましょう」(小坂さん)

CARE 4
毎回靴ベラを使用することでダメージや形くずれを防ぐ 「はきやすくするだけでなく、靴のかかと部分の傷みも軽減してくれるので必要不可欠。革靴だけでなくキツいヒールやスニーカーにも使うことで、靴ずれを防げることも」(石津さん)

CARE 5
週に1度の防水スプレーにより油分汚れからも守る
「水をはじくことに目がいきがちな防水スプレーですが、ホコリや油分を含んだ汚れからも保護してくれます。雨にぬれたあとは効果が弱まるので、しっかり吹きかけて」(小高さん)



【取材した方々のプロフィール】
・コロンブス 小高公次さん
皮革関連業態に100年の長きにわたり、靴仕上げ剤・靴クリームを提供してきたコロンブスの企画部に所属。靴磨きの講師として幅広く活躍。

・R&D 小坂遼太郎さん
シューケア商品の専門商社として40年以上業界をけん引してきたR&Dの営業企画部に所属。ヨーロッパ伝統のシューケアアイテムを熟知。

・ルボウ 石津麿美さん
フランスの高級シューケアブランドSAPHIRをとり扱うルボウの営業部に所属。高価な靴にも安心して使える製品やケアに精通している。

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