季節を問わずワードローブの定番として活躍するデニム。まだ新品のうちは洗う=色落ちがつきものなだけに、理想の見た目をキープするには注意が必要。お気に入りの1着をもっとキレイに育てていくために、正しいメンテナンス法を洗濯のプロ、デニムの専門家からレクチャー。
【新品をおろす前に知っておきたい5つのこと】
①生デニムは丈の調整前に乾燥機で縮ませるのもアリ
「生デニムは熱で大幅に縮むので、一度完全に縮みきった状態で丈を直しましょう。あえて大きめサイズを購入し、そのまま裏返し、タンブラー乾燥機で40分ほど様子を見ながら乾燥させてください。調整のため先にサイズを測るのを忘れずに」(永松さん)
②ファーストウォッシュは手洗いがベスト
「新しく購入したデニムを初めて洗うときは、最初の洗い方次第で色落ちの度合いが決まるため、手洗いで丁寧に洗うように。そこまで汚れが気にならなければ水洗いだけでもOK。洗剤を使わずに洗うことで色落ちをさらに防ぐことができます」(山澤さん)
③ノリをとるためお湯につけ置き
「生デニムはノリ落としがマスト。そうすることでより自分の体にフィットするデニムになり、色ムラや縮みムラを防止します。注意したいのは水ではなく40度程度のお湯を使用すること。約1~2時間つけ込むことでノリがしっかりと除去できます」(永松さん)
↓
【How to】
1.色落ち防止にデニムを裏返す。
2.40度のお湯に1~2時間程度つけ、ノリをとる。
3.5分ほどすすぎ洗い。その後、裏返したまま陰干し。
④シワのクセをつけないようのばして干す
「おろしたてのデニムはかたいため洗濯ジワができやすい。そのためいちばん初めの洗濯でシワがついてしまうとデニムのシワが設計されてしまい、その後ずっと残ってしまうので注意が必要です。干す際、必ずシワをのばして乾燥させることが重要」(重本さん)
⑤USED感を出すため高頻度で着用
「はき込むことでのエイジングにより、デニムを育てていくのが私流。新品はかたい生地感が気になるため、とにかくはいてやわらかい生地に。たくさんはくことでの摩擦により色落ちもするため、自然に表情が変わる過程を楽しめます」(DIESEL プレス 井上さん)
≫【18選】「しまうニット・これからのニット」衣がえに役立つプロたちの秘アイテムを見る
【取材したデニムのエキスパート】
OKULAB
・永松修平さん
洗濯機のエンジニアとして長年クリーニング機器やコインランドリー機器の開発に従事。現在はコインランドリー”Baluko Laundry Place”を手がけ、こだわりのスペシャルケアをかなえるデニム専用クリーニングサービスも運営している。
JOURNEY FACTORY
・重本洋介さん
デニムで有名な岡山県倉敷市の児島のリメイク工房での勤務経験を生かし、デニムのリペア・リメイク専門店として”JOURNEY FACTORY”を経営。お直しだけでなく、カスタムからデザイン変更までオーダーメイドで受けつけるオリジナルの製作も行う。
ヤマサワプレス
・山澤亮治さん
店頭に並ぶ前の洋服のアイロンプレスや検品を手がけ、アパレル業界を陰で支える一方で、洗濯代行”ウォッシュフリーダム”を経営。アイロンがけのプロとして講演活動も行う中、廃棄寸前のリーバイス501をよみがえらせるブランドも展開し、幅広く活躍。
【新品をおろす前に知っておきたい5つのこと】
①生デニムは丈の調整前に乾燥機で縮ませるのもアリ
「生デニムは熱で大幅に縮むので、一度完全に縮みきった状態で丈を直しましょう。あえて大きめサイズを購入し、そのまま裏返し、タンブラー乾燥機で40分ほど様子を見ながら乾燥させてください。調整のため先にサイズを測るのを忘れずに」(永松さん)
②ファーストウォッシュは手洗いがベスト
「新しく購入したデニムを初めて洗うときは、最初の洗い方次第で色落ちの度合いが決まるため、手洗いで丁寧に洗うように。そこまで汚れが気にならなければ水洗いだけでもOK。洗剤を使わずに洗うことで色落ちをさらに防ぐことができます」(山澤さん)
③ノリをとるためお湯につけ置き
「生デニムはノリ落としがマスト。そうすることでより自分の体にフィットするデニムになり、色ムラや縮みムラを防止します。注意したいのは水ではなく40度程度のお湯を使用すること。約1~2時間つけ込むことでノリがしっかりと除去できます」(永松さん)
↓
【How to】
1.色落ち防止にデニムを裏返す。
2.40度のお湯に1~2時間程度つけ、ノリをとる。
3.5分ほどすすぎ洗い。その後、裏返したまま陰干し。
④シワのクセをつけないようのばして干す
「おろしたてのデニムはかたいため洗濯ジワができやすい。そのためいちばん初めの洗濯でシワがついてしまうとデニムのシワが設計されてしまい、その後ずっと残ってしまうので注意が必要です。干す際、必ずシワをのばして乾燥させることが重要」(重本さん)
⑤USED感を出すため高頻度で着用
「はき込むことでのエイジングにより、デニムを育てていくのが私流。新品はかたい生地感が気になるため、とにかくはいてやわらかい生地に。たくさんはくことでの摩擦により色落ちもするため、自然に表情が変わる過程を楽しめます」(DIESEL プレス 井上さん)
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【取材したデニムのエキスパート】
OKULAB
・永松修平さん
洗濯機のエンジニアとして長年クリーニング機器やコインランドリー機器の開発に従事。現在はコインランドリー”Baluko Laundry Place”を手がけ、こだわりのスペシャルケアをかなえるデニム専用クリーニングサービスも運営している。
JOURNEY FACTORY
・重本洋介さん
デニムで有名な岡山県倉敷市の児島のリメイク工房での勤務経験を生かし、デニムのリペア・リメイク専門店として”JOURNEY FACTORY”を経営。お直しだけでなく、カスタムからデザイン変更までオーダーメイドで受けつけるオリジナルの製作も行う。
ヤマサワプレス
・山澤亮治さん
店頭に並ぶ前の洋服のアイロンプレスや検品を手がけ、アパレル業界を陰で支える一方で、洗濯代行”ウォッシュフリーダム”を経営。アイロンがけのプロとして講演活動も行う中、廃棄寸前のリーバイス501をよみがえらせるブランドも展開し、幅広く活躍。