Infoseek 楽天

フィリピン・ミンダナオ島、健康のために「ブラウンライス(玄米)」を選ぶ人が増加

Global News Asia 2025年1月24日 9時0分

 2025年1月、政府の方針で普通米の価格急騰には少し歯止めががかっているが、普通米(白米)は、1キロ50ペソ前後で売られている。米の生産量が足りずベトナムやタイからの輸入頼りの部分は解消されていない。作付面積が少ない。

 ミンダナオ島ダバオ市郊外のショッピングセンタービスタモールでは、ブラウン米のスペースがコメ売り場の10%を占めている。10キロ入り、5キロ入り、2キロ入り、1キロ入りとパッケージも豊富。5キロ入りの価格は税込み約600ペソ(約1600円)。

 販売担当者は、『ブラウンライスは、白米に比べていくつかの優れた点があります。まず、栄養価の高さです。ブラウンライスは、白米よりもビタミンやミネラルが豊富です。特にビタミンB群、鉄分、カルシウムなどが多く含まれています。

ブラウンライスは食物繊維が多く、消化を助け、便通を改善します。これにより、健康的な消化器系を維持するのに役立ちます。

ブラウンライスは低GI(グリセミック指数)食品であり、血糖値の急上昇を防ぎます。これは糖尿病予防や管理に役立ちます。

ブラウンライスには抗酸化物質が豊富に含まれており、体内の酸化ストレスを軽減し、老化防止に効果があります。』と話す。

 前橋の農家で、海外農業指導でも多くの成果を上げてきた坂木隆男さんは「ブラウンライス(玄米)は健康のためには良いと以前から言われています。健康に良いのに中々広まらない原因は食味が悪いからで その改善のための調理方法が確立されていないのが原因です。調理が簡単で食味も良く健康にも良ければ広く普及すると思います。フィリピン人は野菜を余り食べない(高価と味の悪さ)ので玄米を食べることで野菜の代わりになるのではないかと思います。」と述べている。
【編集 : Eula Casinillo】

この記事の関連ニュース