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【タイ】物乞いしていたドイツ人男性がパタヤで豪遊=強制送還へ

Global News Asia 2014年9月27日 13時26分

 2014年9月19日、タイのネット上で、1人のドイツ人旅行者が話題になった。

 足に障害がある上に財布とパスポートを盗まれ、バックパッカーの溜まり場カオサン通りで物乞いをしていた男性は、地元警察やドイツ大使館などから支援を受けることになった。しかし、今度は一転、パタヤ警察に補導され、聴取を受けているという。

 バンコクのバックパッカーの聖地と言われるカオサン通りの一角で、路上に座り、物乞いをしていたドイツ人男性に、タイのネットにアップされて多くの同情が集まった。

このドイツ人男性には、ドイツ大使館を通じて自国のNGOから支援が送られ、パスポートの再発行手続きにも入った。また、ほぼ同時に地元警察も支援に動き、タイ人たちからも寄付が寄せられていた。

 そして、ドイツ人男性が、9月25日になって再び話題になった。パタヤ警察で聴取を受けているという。

 ドイツの支援団体などの手配で、新しいパスポートと航空券を手に入れていたドイツ人男性は、パタヤに移動。そこでも路上で物乞いをしていたところを観光警察に咎められ、そのまま連行されたのだ。

 カオサンを出る時に支援金は、4万バーツ(約12万円)も集まったそうだが、パタヤ警察が調べた時には7000バーツ(約2万1000円)しか所持していなかった。

 その間にこのドイツ人男性は、パタヤの歓楽街ウォーキング・ストリートで多くの人に目撃されていた。バーで酒を飲み、女性を部屋に連れ帰っていたとツイッターなどに写真付きで報告されていた。

 こうしたことから、お金は盗まれたのではなく、遊びで使い果たしたのではないかと憶測を呼び、カオサン通りで発見された直後に集まった同情は、幻滅と非難の声に変わっている。

 パタヤ警察では、このドイツ人男性についてドイツへの送還を決めた。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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