2014年9月27日、バンコクのシーロム通りから乗ったタクシーがかなりの和み系だった。
運転手は初老の男。目的地のスクンビット通りの筆者のアパートまで無言でタクシーを走らせる。そして到着。料金は81バーツ(約243円)だった。
筆者は100バーツ(約300円)札1枚で払った。すると、運転手から返ってきたお釣りは80バーツ(約240円)。
あれ? と思い、運転手に言った。
「お釣り間違ってますよ」
「なんで? お釣りは80バーツで合ってる」
「いや、違いますって。僕は100バーツ払ってるんだから、お釣りは19バーツ(約57円)でしょ」
「はあ?」
「料金は81バーツで僕は100バーツ払った。だから100引く81でお釣りは19バーツにならないとおかしいでしょ」
「ええっと……ああ、そうか! たしかにお釣りは19バーツだ。あんた、いい奴だな‼」
運転手はそう言うと、筆者に握手を求めてきた。
しかし、この人はこんなんでタクシーの仕事をちゃんとやっていけるのだろうか……。
【取材/撮影 : 小林ていじ】
運転手は初老の男。目的地のスクンビット通りの筆者のアパートまで無言でタクシーを走らせる。そして到着。料金は81バーツ(約243円)だった。
筆者は100バーツ(約300円)札1枚で払った。すると、運転手から返ってきたお釣りは80バーツ(約240円)。
あれ? と思い、運転手に言った。
「お釣り間違ってますよ」
「なんで? お釣りは80バーツで合ってる」
「いや、違いますって。僕は100バーツ払ってるんだから、お釣りは19バーツ(約57円)でしょ」
「はあ?」
「料金は81バーツで僕は100バーツ払った。だから100引く81でお釣りは19バーツにならないとおかしいでしょ」
「ええっと……ああ、そうか! たしかにお釣りは19バーツだ。あんた、いい奴だな‼」
運転手はそう言うと、筆者に握手を求めてきた。
しかし、この人はこんなんでタクシーの仕事をちゃんとやっていけるのだろうか……。
【取材/撮影 : 小林ていじ】