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【タイ】北部遠隔地の保健施設整備を支援=在タイ日本大使館

Global News Asia 2014年10月16日 18時9分

 2014年10月16日、日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力として、ピサヌローク県、およびスコータイ県における、3施設を対象とした「コミュニティ保健のための施設整備計画」約1000万円(総額3,004,600タイバーツ)の支援を行った。昨日、ピサヌローク県のトラバッガン学校とタタキエン寺学校。今日は、スコータイ県サラカイフッブ学校で、施設の引き渡し式が行われ、伊澤修公使、ソンポン・トーンジーン陸軍第三方面副詞令官、ニコム・グナ ピサヌローク初等教育サービスエリア副室長、マノップ・サマヴィモル スコータイ初等教育サービスエリア室長ほか教育省関係者、学校関係者、陸軍関係者らが出席した。

 このプロジェクトの対象地域は、それぞれ市街地から遠く離れているため、病院や診療所へのアクセスが困難。このため地域住民の健康を保持・増進させる役割を担う保健施設の設置が望まれていた。同時に、各地域の基礎教育を担っている学校には、現在、生徒のケガや病気の発生時に処置を施すためのスペースや配備品等が不十分で、衛生環境も悪く応急処置を満足に施すことができない状況だった。

 今回の支援は、地域の基礎医療を担い、かつ生徒の応急処置ニーズにも同時に対応できることとなり、支援意義が大きいと思われる。

 このプロジェクトは、日本の自衛隊を含む多国間共同訓練「コブラ・ゴールド」と連動した内容となっている。対象の3校は、今年2月に開催された同訓練において「タイ北部医療支援活動」の実施対象施設となっており、それぞれの学校で、2日間の衛生教育・診療活動が行われた。人道支援民生活動に関する多国間共同訓練とODAとが連携した支援形態は日本政府として初の試み。

【編集 : 安麻比呂 】

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