2014年10月17日、カンボジア農村部の子供たちに、映画を届ける活動をしている日本の非営利団体CATiC(NPO申請中)は、12月末から『劇場版ゆうとくんがいく』を、クメール語に吹き替えて上映する予定だ。サッカーが盛んなカンボジア。この映画をきっかけにサッカー選手を目指す子どもが出てくる可能性も高い。
CATiCは、2012年9月にスタートした団体で、これまでに3回移動映画館キャラバンを行なっている。過去の移動映画館キャラバンでは、やなせたかし先生原作のアニメ映画『ハルのふえ』の上映権を取得し、クメール語に吹き替えて、シェムリアップ州近郊にある学校やNPOの施設等述べ11カ所で上映。1200人以上の子どもたちに映画を届けた。
事務局は、現地の子供たちについて『村長さんから、映画が来る日が一日間違って伝わっていたらしく、小さな男の子が「昨日来るって言ってたのに来なかったね。待ってたのに」と可愛らしい恨みごとを言ってくれました。両親がタイに出稼ぎに行く村では、初めて映画を観るという少年が、主人公が母親と別れるシーンで涙をこぼしていました。映画を観る前に「先生になりたい」と言っていた女の子が、映画を観たあと「夢が変わりました。映画監督になりたいです」と話してくれました。「ハルのふえという映画を観ました。世界は素晴らしく、私の夢も大きくなります」という感想を書いてくれた女の子は、その後日本に留学しました。』などの手ごたえを感じている。
CATiCは、より多くの子どもたちに、様々な映画を届けるために、現地のカンボジア人を雇用し、「映画配達人」という職業を定着させることを目標としており、2020年までに200人の映画配達人を生みだすことを目指した「映画配達人事業」の立ち上げも行っている。また、日本とカンボジアをつなぐ「映画祭」も行う予定。CATiCはこれらの事業を推進するため、支援者の会員制度も10月から開始している。
代表の教来石 小織さんは、「生まれ育った環境に関係なく、子どもたちが夢を持ち自分の人生を切り拓ける世界をつくる。私たちは映画からたくさんの夢とワクワクする気持ちをもらってきました。カンボジア農村部の子供達にも映画を届けたい。映画で様々な世界に触れることで、将来の夢の選択肢が増えるきっかけになればいいなと考えています。」と話している。
【編集 : 安麻比呂】
CATiCは、2012年9月にスタートした団体で、これまでに3回移動映画館キャラバンを行なっている。過去の移動映画館キャラバンでは、やなせたかし先生原作のアニメ映画『ハルのふえ』の上映権を取得し、クメール語に吹き替えて、シェムリアップ州近郊にある学校やNPOの施設等述べ11カ所で上映。1200人以上の子どもたちに映画を届けた。
事務局は、現地の子供たちについて『村長さんから、映画が来る日が一日間違って伝わっていたらしく、小さな男の子が「昨日来るって言ってたのに来なかったね。待ってたのに」と可愛らしい恨みごとを言ってくれました。両親がタイに出稼ぎに行く村では、初めて映画を観るという少年が、主人公が母親と別れるシーンで涙をこぼしていました。映画を観る前に「先生になりたい」と言っていた女の子が、映画を観たあと「夢が変わりました。映画監督になりたいです」と話してくれました。「ハルのふえという映画を観ました。世界は素晴らしく、私の夢も大きくなります」という感想を書いてくれた女の子は、その後日本に留学しました。』などの手ごたえを感じている。
CATiCは、より多くの子どもたちに、様々な映画を届けるために、現地のカンボジア人を雇用し、「映画配達人」という職業を定着させることを目標としており、2020年までに200人の映画配達人を生みだすことを目指した「映画配達人事業」の立ち上げも行っている。また、日本とカンボジアをつなぐ「映画祭」も行う予定。CATiCはこれらの事業を推進するため、支援者の会員制度も10月から開始している。
代表の教来石 小織さんは、「生まれ育った環境に関係なく、子どもたちが夢を持ち自分の人生を切り拓ける世界をつくる。私たちは映画からたくさんの夢とワクワクする気持ちをもらってきました。カンボジア農村部の子供達にも映画を届けたい。映画で様々な世界に触れることで、将来の夢の選択肢が増えるきっかけになればいいなと考えています。」と話している。
【編集 : 安麻比呂】