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ASEAN若者代表×日本マーケッターのシンポジウム開催

Global News Asia 2014年12月12日 19時6分

 2014年12月12日、日ASEAN若者文化交流推進団体、NPO法人アセアンコミュニティージャパン(東京都豊島区、代表理事・田上 竜也)は、日本マーケティング協会や、丸の内ブランドフォーラムと共催で、シンポジウム「ASEAN最新事情とネットワーク交流会」を開催した。

 NPO法人アセアンコミュニティージャパンは、ASEAN現地の若者向けに、ASEAN認知活動を行っている団体で、12月10日〜12月17日まで、ASEAN Communityの各国若者代表を東京に招聘している。シンポジウムでは、ASEAN若者代表が、自国の若者の大学生のライフスタイルを紹介した。

(1)ミディ ブルネイ代表
ブルネイの大学では学生のクラブ活動を推奨し、そこで学生の視野を広げたり、新たな可能性を広めたりすることが期待されている。中には日本文化クラブのようなものもあり、ブルネイとの交換留学プログラムなども企画されている。面白い映画を作りたい。

(2)ボリ カンボジア代表
カンボジアの大学の学生の成績評価は出席率が重要。先生や教授をまるで第二の親のように敬っている。授業はクメール語で行っているところもあれば、フランス語や英語で行われているところもある。また2つの大学を掛け持ちすることが主流となっており。学部では会計・経営・マーケティングなどのビジネス関連が人気。放課後や休日やカフェで歓談したり、サッカーをしたり、海岸で過ごしたりしている。

(3)ディアンサ インドネシア代表
インドネシアの大学生はたいてい一人暮らしをしている。田舎を離れ、都心の大学に憧れている傾向が強い。休日は旅行をしたり、インターンシップをしたり、ボランティア活動をしたり、家族のもとに帰ったり、各々好きなことをしている。

(4)サム ラオス代表
ラオスには5つの大学があり、中でもラオス国立大学では11個の学部があり、学生に幅広い学習の機会を与えている。課外活動としては、スポーツのクラブや、ボランティア活動に学生が活発に参加している。放課後のレジャーは、レストランでの食事、買い物、ナイトクラブなどが多く、長期休暇は、海外旅行をしたり、アルバイトをしたり、家族の仕事を手伝ったりしている。

(5)ハリス マレーシア代表
マレーシアはアカデミックでは世界的に高い評価を得ており、教育のハブとして世界中から様々な学生を受け入れ、安価で高度な教育の機会を提供している。在学中で最も忙しい時期は大学2・3年。余暇を楽しむ暇はなく、ボランティア活動や、研究や、また次のキャリアステップとして留学の準備をしている。

 NPO法人アセアンコミュニティージャパン会長 ハイ・ワンナー氏は、日系企業のマーケッターにASEAN出身者と関わりをもってもらい、ASEANの多様性、そしてそこからASEANへのマーケティングにおいてASEAN人財の積極的採用・活用を考えてもらいたいと考えている。

 NPO法人アセアンコミュニティージャパン:2013年10月、日ASEAN 友好協力40周年を機に設立。ASEAN留学生と日本人若者の文化交流・ASEAN留学生のキャリアサポート・訪日ASEAN若者の増加に向け活動を行い・日ASEANの友好関係を永続的なものにするべく活動を行っている。2014年11月にNPOの法人格を取得。(http://www.aseancommunity.org/)

 ASEAN Community : ASEANをASEAN諸国の若者に認知させるべく、2011年Facebookページよりスタート。現在ではASEAN各国に管理人を置き、各々自国の文化を発信している。ファン数はASEANの若者層を中心に、現在25万人に達し、世界最大のASEAN若者オンラインプラットフォームとして機能している。
【編集 : とむ】

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