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愛知製鋼、タイ工場に機械式プレスを新設

Global News Asia 2014年12月15日 13時58分

 2014年12月10日、愛知製鋼は2013年度から建設を進めてきたクランクシャフト鍛造用の4500T機械式プレスを本社鍛造工場とタイの鍛造子会社アイチ・インターナショナル(タイランド)株式会社(以下、AIT)にそれぞれ建設し、2015年4月から稼動を開始すると発表した。

 愛知製鋼の本社鍛造工場では、主力品種である中大型エンジン用クランクシャフトを主に製造してきたが、老朽化したプレス設備の更新タイミングを機に、小型・軽量クランクシャフト製造に適したダウンサイズプレスでの設備化を行なう。これにより自動車マーケットの省燃費化・低コスト化ニーズに応え、品種の軸足を中大型から中小型へとシフトする。

 またアセアンでの中・小型エンジンの現地生産需要の伸びに応えるために、タイの製造拠点である鍛造子会社AITに4500T機械式プレスを新設し、2014年12月9日に竣工式を行なった。トヨタの世界戦略車IMV搭載のディーゼルエンジン用クランクシャフト生産によって立ち上げを行ない、主要顧客であるトヨタグループ向けのみならず、農業機械・建設機械を含めた幅広いユーザーに対応する予定だ。

 同型機による2拠点生産のメリットを活かし、安定品質とグローバルでのバックアップ体制をベースとした安心を提供し、グローバルで多拠点化する顧客の生産に貢献する。
【編集 : YK】

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