2014年12月26日、チャオプラヤ川に架かる新たな橋梁「エクストラドーズ橋」の開通式が行われた。式典には、プラチン運輸大臣、斎藤在タイ日本国大使館次席公使のほか、多くの関係者が参列した。エクストラドーズ橋は、斜張橋と比較し圧迫感が少なく建設コストの低減化を図る工法で、日本の優れた橋梁建設技術が活用されており、三井住友建設が施工した。
今回新たに開通した橋梁は、バンコク首都圏の北部に位置するノンタブリ県に建設され、同県のチャオプラヤ川西岸と東岸を結ぶ役割を果たす。近頃ノンタブリ県は、人口増加に伴う道路や橋梁の渋滞が問題となっており、特に川の西岸から東岸への移動は、プラ・ナンクラオ橋、ラマ5世橋に限定されているため、朝夕の通勤ラッシュ時間には身動きがとれなくなることも多々ある。こうした問題に対応するため、タイ運輸省は2005年から、ノンタブリ県に新たな橋梁の建設準備に着手し、2012年5月に建設を開始した。運輸省地方道路局は、「この橋梁の開通により、プラ・ナンクラオ橋とラマ5世橋を往来する車両が約3割減少する見込み」と述べ、渋滞緩和の促進に期待を寄せている。
チャオプラヤ川架橋と日本のODAとの歴史は長く、1971年にプラ・ピンクラオ橋への円借款供与を開始して以降、14の橋梁建設を支援してきた。
【編集 : 安麻比呂 】
今回新たに開通した橋梁は、バンコク首都圏の北部に位置するノンタブリ県に建設され、同県のチャオプラヤ川西岸と東岸を結ぶ役割を果たす。近頃ノンタブリ県は、人口増加に伴う道路や橋梁の渋滞が問題となっており、特に川の西岸から東岸への移動は、プラ・ナンクラオ橋、ラマ5世橋に限定されているため、朝夕の通勤ラッシュ時間には身動きがとれなくなることも多々ある。こうした問題に対応するため、タイ運輸省は2005年から、ノンタブリ県に新たな橋梁の建設準備に着手し、2012年5月に建設を開始した。運輸省地方道路局は、「この橋梁の開通により、プラ・ナンクラオ橋とラマ5世橋を往来する車両が約3割減少する見込み」と述べ、渋滞緩和の促進に期待を寄せている。
チャオプラヤ川架橋と日本のODAとの歴史は長く、1971年にプラ・ピンクラオ橋への円借款供与を開始して以降、14の橋梁建設を支援してきた。
【編集 : 安麻比呂 】