2015年1月12日、在タイ日本大使館は、草の根・人間の安全保障無償資金協力で「タイ-ミャンマー国境のターク県にある結核センター拡張計画」の支援を行なう事を決めた。支援額は、2,381,800タイバーツ(約820万円)。
在タイ日本国大使館で、佐藤重和大使とマヒドン大学熱帯医学部=オックスフォード熱帯医学研究所ショクロマラリア研究所(以下、「ショクロマラリア研究所」)のフランソワ所長との間で署名が交わされた。
タイ-ミャンマー国境地域にあるショクロマラリア研究所は、2009年に人の往来が盛んなターク県で結核患者が増加している状況に対応するため、結核医療プログラムを開始し、2013年にワンパー結核センターを設立した。
高価な薬や長期の観察治療が必要な、多剤耐性結核患者を受け入れることができるワンパー結核センターでは、貧困によりミャンマー国内で医療を受けられない人やタイ国内に居住するミャンマー人移民労働者を中心に、外部の医療機関からも多くの患者を受け入れ無償で治療している。そうしたことから入院患者が増え満床を超える状況になっている。
状況を改善するためワンパー結核センターを拡張し、患者の入院棟や診察室、救急救命室、太陽光発電システムなどを整備し、増加傾向の結核感染を未然に防ぐ取り組みだ。
【編集 : 安麻比呂 】
在タイ日本国大使館で、佐藤重和大使とマヒドン大学熱帯医学部=オックスフォード熱帯医学研究所ショクロマラリア研究所(以下、「ショクロマラリア研究所」)のフランソワ所長との間で署名が交わされた。
タイ-ミャンマー国境地域にあるショクロマラリア研究所は、2009年に人の往来が盛んなターク県で結核患者が増加している状況に対応するため、結核医療プログラムを開始し、2013年にワンパー結核センターを設立した。
高価な薬や長期の観察治療が必要な、多剤耐性結核患者を受け入れることができるワンパー結核センターでは、貧困によりミャンマー国内で医療を受けられない人やタイ国内に居住するミャンマー人移民労働者を中心に、外部の医療機関からも多くの患者を受け入れ無償で治療している。そうしたことから入院患者が増え満床を超える状況になっている。
状況を改善するためワンパー結核センターを拡張し、患者の入院棟や診察室、救急救命室、太陽光発電システムなどを整備し、増加傾向の結核感染を未然に防ぐ取り組みだ。
【編集 : 安麻比呂 】