2015年1月21日、昨年12月28日午前6時17分(日本時間8時17分)に消息を絶ったインドネシア・スラバヤ発シンガポール行の、エアアジア8501便(乗客乗員162名)エアバスA320型機の事故原因の究明が続行されている。
現地メディアによると、ブラックボックス(フライトレコーダーとボイスレコーダー)を回収して解析中で、28日解析結果の概要を発表する。また詳細なデータの分析には6カ月以上かかるとみられている。現在、事故原因の見方は二つある。既定の最高上昇スピードの2倍の戦闘機並みの速度で上昇していることから、一つは、巨大な竜巻の猛烈風にあおられて急上昇してしまい、雲の中は氷の粒子を含む氷点下80度の超低温。この氷が機体やエンジンに着氷してエンジントラブルを起こし失速、機体後方から急落下し海面に衝突したと見られている説。もう一つは、戦闘機並みの速度で急上昇した後、落雷を受け機材トラブルが発生して失速。機体は空中分解して海面に落下した説だ。
エアアジア機は、スラバヤを離陸して36分後の28日午前6時12分ジャカルタの管制塔に「天候が悪いので左向きに針路を変えたい」とリクエスト。管制官からの許可後、さらに「6000フィート(約1800メートル)高度を上昇して3万8000フィートにしたい」と再度リクエストしてきた。管制官は周辺の航空機の状況を確認後、6時14分に2000フィート(約600メートル)の上昇を許可すると伝えたが、エアアジア機からの応答がないまま、6時17分に管制塔のレーダーから機影が消えた。
エアアジアグループの航空機は、すべて新造機を購入しており新しい機材が多い。既存の航空会社の中でも、安全性は平均よりも高いと言われてきた。LCCもフルサービスの航空会社も同様の安全基準で運航している。
【編集 : 高橋大地】
現地メディアによると、ブラックボックス(フライトレコーダーとボイスレコーダー)を回収して解析中で、28日解析結果の概要を発表する。また詳細なデータの分析には6カ月以上かかるとみられている。現在、事故原因の見方は二つある。既定の最高上昇スピードの2倍の戦闘機並みの速度で上昇していることから、一つは、巨大な竜巻の猛烈風にあおられて急上昇してしまい、雲の中は氷の粒子を含む氷点下80度の超低温。この氷が機体やエンジンに着氷してエンジントラブルを起こし失速、機体後方から急落下し海面に衝突したと見られている説。もう一つは、戦闘機並みの速度で急上昇した後、落雷を受け機材トラブルが発生して失速。機体は空中分解して海面に落下した説だ。
エアアジア機は、スラバヤを離陸して36分後の28日午前6時12分ジャカルタの管制塔に「天候が悪いので左向きに針路を変えたい」とリクエスト。管制官からの許可後、さらに「6000フィート(約1800メートル)高度を上昇して3万8000フィートにしたい」と再度リクエストしてきた。管制官は周辺の航空機の状況を確認後、6時14分に2000フィート(約600メートル)の上昇を許可すると伝えたが、エアアジア機からの応答がないまま、6時17分に管制塔のレーダーから機影が消えた。
エアアジアグループの航空機は、すべて新造機を購入しており新しい機材が多い。既存の航空会社の中でも、安全性は平均よりも高いと言われてきた。LCCもフルサービスの航空会社も同様の安全基準で運航している。
【編集 : 高橋大地】