2015年2月18日、タイ軍事政権のプラチン・チャントーン運輸大臣は、中国と共同で進める新鉄道建設にかかる事業費用への融資について、中国から提案された金利が高いために、他の国からの融資を受ける方向で検討していることを明らかにした。
当初、中国とタイの間では鉄道建設にあたり、事業資金の融資も中国から受けることを前提に進められてきた。その中で、中国に対しては、2%の金利で5年間の返済猶予と15年間の返済期間を提案していた。
しかし、ここにきて、中国側から提示された融資への金利が想定されていた2%ではなく、4%と高いことが判明。中国側は、2%は発展途上国向けの金利であり、タイは発展途上国とは言い難い、との説明がなされたという。
関係筋によると、現在、中国から100%を調達することをあきらめ、ほかの複数の資金調達案を検討している。建設国債の発行などで国内予算から捻出するほか、日本からの融資が一番期待できるという見込みを明かした。
先日、プラユット首相と日本の安倍首相との間で交わされた覚え書きには、バンコク─チェンマイルート、ターク─ムクダハーンルート、さらにカンチャナブリからバンコクを通り、カンボジア国境とラヨーンへ到るルートについて、ミーティングを重ねていくことが記されている。
プラチン運輸相は、日本側がまず興味を示したのは、チェンマイルートであるとし、ついで、ターク─ムクダハーン、そして、カンチャナブリールートもミャンマーのダウェイ工業地区開発とあわせて興味を示していたことを明らかにした。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】
当初、中国とタイの間では鉄道建設にあたり、事業資金の融資も中国から受けることを前提に進められてきた。その中で、中国に対しては、2%の金利で5年間の返済猶予と15年間の返済期間を提案していた。
しかし、ここにきて、中国側から提示された融資への金利が想定されていた2%ではなく、4%と高いことが判明。中国側は、2%は発展途上国向けの金利であり、タイは発展途上国とは言い難い、との説明がなされたという。
関係筋によると、現在、中国から100%を調達することをあきらめ、ほかの複数の資金調達案を検討している。建設国債の発行などで国内予算から捻出するほか、日本からの融資が一番期待できるという見込みを明かした。
先日、プラユット首相と日本の安倍首相との間で交わされた覚え書きには、バンコク─チェンマイルート、ターク─ムクダハーンルート、さらにカンチャナブリからバンコクを通り、カンボジア国境とラヨーンへ到るルートについて、ミーティングを重ねていくことが記されている。
プラチン運輸相は、日本側がまず興味を示したのは、チェンマイルートであるとし、ついで、ターク─ムクダハーン、そして、カンチャナブリールートもミャンマーのダウェイ工業地区開発とあわせて興味を示していたことを明らかにした。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】