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【タイ】18才未満のラオス人単独入国を拒否へ

Global News Asia 2015年3月4日 17時0分

 2015年3月4日、タイ外務省はラオス社会福祉労働省からの報告などにより、ラオスからタイへ単独で入国する18才未満の入国を拒否する方針を固めた。

 ラオス社会福祉労働省のレポートによれば、2001年から2217人のラオス人が人身売買に関係した事件の犠牲となっている。このうち75~80%が18才未満であり、90%が女性であった。

 タイ外務省入国管理局では、すでに各国境の出入国管理事務所へ通達を発しており、実行に移されている。

 アセアン経済統合(AEC)を控え、物と人の往来が活発になっているが、ラオス、カンボジア、ミャンマーからタイへ入国する際には入国管理官により厳しく精査されていた。それでもタイ国内で不法に監禁状態で就労させられている女性たちは後を絶たない。

 今回の通達の実施については、社会主義国と民主主義国、そして軍事政権の国という異質な国同士の、世界的にも初めてと言える経済統合。壮大な実験を目の前に、円滑な移行を目指す意味でも、それぞれの国のノドに刺さった小骨を取り除くような作業と言えるだろう。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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