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ラオスは元フランス領だったこともあり、ステーキがおいしい

Global News Asia 2015年3月9日 9時0分

 2015年3月8日、旅行に行くと、とかくその土地の食べものに注目してしまいがちだが、ラオスにおいてはラオス料理もさることながらフレンチもオススメだ。

 ラオスの物価は隣国のタイよりもやや高い。というのは、製造業が未発達であることと、海のない内陸国なので海運での輸入が困難なため、ラオス国内の小売りの大半がタイからの輸入物になるためである。

 安いのはビールなどのアルコール類くらいか。タイは酒税が高いのでビールなどはラオスの方がずっと安い。ラオス産ビール「ビアラオ」はタイでソフトドリンクを買うのと同じくらいの値段で買えてしまう。当然、レストランもやや高めになる(といっても数円高いくらいだが)。一部の食材はタイ産に頼る部分もあるからだ。

 ただ、フレンチはタイと比べたらずいぶんと安い。タイの場合、フレンチは高級レストランばかりなので、その分 料金が庶民的ではない。ラオスは元々フランス領だったこともあってか、高い店もあるが、庶民的な店も少なくない。

 そんな庶民的フレンチで中間層以上のラオス人や在住外国人に人気なのが、メコン川の畔に近い住宅街にある『LeVanDome』だ。サラダを始め各種料理がとにかくボリューム満点で、数名で行けばシェアしながらいろいろな味を楽しむことができる。

 中でもオススメはステーキだ。バターを乗せただけのシンプルなものからペッパー・ソース、ブルーチーズ・ソースなど数種類あり、7万キップからとなっている。日本円ではおよそ1000円と安い。肉はそれほど大きくはないが、厚みがある。しかし、口に含むと驚くほど柔らかく、肉の赤身の味が口中に広がる。肉の扱い方が非常にうまいのだと思う。

 この『LeVanDome』以外にも外国人が主に宿泊する地域である噴水広場周辺にはたくさんのフレンチ食堂がある。ラオスに来たらフレンチをぜひ試していただきたい。
【執筆 : 高田胤臣】

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