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【タイ】高速道路で降ろされた観光客。実は自分で下車して歩いていた。

Global News Asia 2015年3月24日 9時0分

 2015年3月24日、SNS上で話題になり、テレビニュースなどでも取り上げられた、外国人観光客の一家が強制的に高速道路上でタクシーから降ろされたという事件は、実は観光客が自らの意思で降りていたことがわかった。

 高速道路上を歩いている所を保護された外国人観光客は、タクシーが道を間違えた為、高速料金の支払いを拒んだら、強制的に下車させられたと申告していた。警察もその証言やSNSへの投稿者からの証言を元に目撃者探しなどの捜査を進めていた。

 しかし、警察による聞き取りを進めて行くうちに23日なって、この外国人観光客がスワンナプーム空港からタクシーに乗車したのではなく、タイ東部サケオ県からミニバスに乗ってカオサンに向かう途中だったことが発覚した。そして、アソーク料金所でトイレの為に停車した際に、スクンビット71通りで降ろすように頼んだが運転手に断られた為、自ら荷物を降ろして歩き始めたことが判明した。

 なぜこのような事態になってしまったのか…SNSに投稿した高速道路公団職員の早とちりだったのか? 外国人の狂言だったのか? 詳細な報道がされていないが、ネットでは、乗って来たのがタクシーかミニバスかの違いだけで、危険な場所に客を降ろし放置した事に変わりはないなどの声が寄せられている。

 タクシーの乗車拒否やボッタクリ同様に、タイではミニバン運転手に対して、乱暴な運転や速度超過による事故も多いなど、普段からその信頼性に疑問を持たれていた。今回、安易に高速道路上に乗客を放置した事で批判が高まりそうだ。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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