【タイ】トイレを壊す中国人観光客に困惑―ラン島

　2015年4月4日、パタヤ沖に浮かぶラン島は、多くの中国人観光客で賑わっていた。海水浴にも最適で、綺麗なビーチが魅力だ。しかしロシアからの観光客が激減してしまい、中国人観光客への依存度はますます高まっている。中国人の海外でのマナーの悪さは世界各国で聞かれるが、ラン島でも問題が起きていた。

　ゴミ捨てのマナーや、食事の食べ残し、トイレやシャワーの使い方が乱暴で壊すことなどが多いからだ。

　スタッフに聞くと「良識を持ったお客様が多いですが、極稀に、横柄なお客様も散見されます。シャワーのお湯の出が悪い時など、厳しく叱られました。辛かったです。プラスチックの強度にも原因があるのかもしれませんが、シャワーヘッドやトイレの便座を壊されてしまう事です。この様なことが、度々起きています。ただ、80％以上が中国のお客様で、食事も召し上がってくださる、とても大切なお客様です。ガイドさんから、丁寧に注意してもらうしかありません」と話す。

　中国人観光客はビーチで、思い思いの決めポーズを取って、熱心に記念撮影を楽しんでいた。ラン島は、中国以外の観光客をいかに増やしていくかが今後の課題だ。

【編集 : KK・通訳：PIM】