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【タイ】意外と知られていない海外の賞を受賞するタイのワイン

Global News Asia 2015年4月11日 11時0分

 2015年3月10日、タイといえばシンハーやチャンなどに代表されるように、アルコールといえばビールのイメージが強いだろう。ところがタイにはワイナリーが幾つかあり、品質の高いタイ産ワインを生産している。

 タイで初めてオープンしたワイナリーは「PB Valley Khao Yai Winery(PBバレー カオヤイ ワイナリー)」だ。

 1989年に設立された本ワイナリーは、バンコクから150キロ北東に位置し、海抜350メートル、400ヘクタールの敷地を有している。

 生産されたワインはフランス製のオーク樽で熟成。その量はボトルに換算すると20万本相当にのぼる。

 北半球の主要生産地が北緯30度から50度と言われるぶどうがタイで生産できるうえ、ワイナリーまで存在するのだから驚きだ。しかもヨーロッパなどで賞を受賞する品質を誇っている。

 「PB Valley Khao Yai Winery」ではワイナリーツアーを行っており、ぶどう畑、生産、醸造までの過程を、300バーツで見ることができる。施設内のレストランではテイスティングも可能。白、ロゼ、赤ワインの3種が150バーツで試飲できるうえ、ワインのテイストに合わせた料理の数々も楽しめる。

 「タイといえばビール」このイメージの陰で、タイでは高品質のワインが着実に育っている。
【執筆 : 西尾康晴】

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