2015年4月30日、HSBC投信は、昨日のタイ中央銀行が、市場の据え置き予想に反して政策金利を0.25%引き下げ1.50%とし、即日実施したことについての影響について伝えた。
昨日の利下げは3月に続き2回連続となる。タイ中央銀行は利下げの声明文で、国内景気の弱含みと低水準のインフレ率を踏まえ、景気下支えを目的に今回の追加利下げを実施したと説明している。
タイの景気は消費、輸出など総じて弱含んでおり1月の小売売上高は前年同月比ー0.3%、3月の輸出はー4.5%と、それぞれ前月のー0.7%、ー6.2%からマイナス幅が縮小したものの、依然前年割れの状況だ。また、足元のインフレ率も景気の弱さからデフレ傾向にあり、3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比 ー0.6%と 3カ月連続のマイナスだった。
緩和的な金融政策はタイ株式市場にとりプラス材料になると考えられ、緩和策を背景とした通貨安により輸出競争力が高まる輸出関連、中でも資本財銘柄に注目している。
昨日ののタイ市場の反応 株式市場では利下げには反応薄だった。29日(水)のタイの代表的な株価指数であるSET指数は前日比ー0.6%の1,522.5。外国為替市場ではタイバーツは対米ドルでー0.6%の32.8バーツ、対円ではー0.5%の1バーツ3.6円となった。
【編集 : TY】
昨日の利下げは3月に続き2回連続となる。タイ中央銀行は利下げの声明文で、国内景気の弱含みと低水準のインフレ率を踏まえ、景気下支えを目的に今回の追加利下げを実施したと説明している。
タイの景気は消費、輸出など総じて弱含んでおり1月の小売売上高は前年同月比ー0.3%、3月の輸出はー4.5%と、それぞれ前月のー0.7%、ー6.2%からマイナス幅が縮小したものの、依然前年割れの状況だ。また、足元のインフレ率も景気の弱さからデフレ傾向にあり、3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比 ー0.6%と 3カ月連続のマイナスだった。
緩和的な金融政策はタイ株式市場にとりプラス材料になると考えられ、緩和策を背景とした通貨安により輸出競争力が高まる輸出関連、中でも資本財銘柄に注目している。
昨日ののタイ市場の反応 株式市場では利下げには反応薄だった。29日(水)のタイの代表的な株価指数であるSET指数は前日比ー0.6%の1,522.5。外国為替市場ではタイバーツは対米ドルでー0.6%の32.8バーツ、対円ではー0.5%の1バーツ3.6円となった。
【編集 : TY】