2015年5月26日、タイ南部の都市ハートヤイ(ハジャイ)で日本人が経営する日本料理食堂が人気だ。店名は店主の安田裕治さんの長女の名前を取って『まりちゃん』という。
タクシーなどで行き先を告げてもまったく通じないが、まりちゃんと一言いうだけで「ああ、あそこか」と連れて行ってもらえるほど地元では有名な店だ。夕方の開店時間から閉店まで常時満席というレベルで、近隣に巨大商業施設ができたにもかかわらず、客足はまったく衰えていない。
タイ南部はゴム林が多いため、ゴムを専門に扱う商社などが拠点を構えている。中には日本人駐在員や出張者もいる。そんな人たちの憩いの場でもある。
『まりちゃん』は2002年4月に先代から引き継ぐ形で始めた店で、そのときに店名を改め、今の場所1ヶ所に縮小した。そして、当初から実家の家業が弁当販売店で味のことがわかっている安田さんが厨房で自ら腕を奮っている。そのため、混雑している毎日なので、安田さんと店で顔を合わせることはほとんどない。
料理は刺身や寿司などの定番から、鰻重など各種揃っている。しかもメニューの中から6品を選んで340バーツ(約1240円)という特別価格も用意。和食がまったくわからないタイ人でも、写真を見て興味があれば試せるというメリットがある。
タイ南部はイスラム系の過激派による爆弾テロ事件が散発し、日本外務省も注意を呼びかけているが、ここハートヤイはそう滅多にテロ事件は起こらない。
もし南部を旅していて日本食が恋しくなったら、ぜひ『まりちゃん』に立ち寄っていただきたい。
【執筆 : 高田胤臣】
タクシーなどで行き先を告げてもまったく通じないが、まりちゃんと一言いうだけで「ああ、あそこか」と連れて行ってもらえるほど地元では有名な店だ。夕方の開店時間から閉店まで常時満席というレベルで、近隣に巨大商業施設ができたにもかかわらず、客足はまったく衰えていない。
タイ南部はゴム林が多いため、ゴムを専門に扱う商社などが拠点を構えている。中には日本人駐在員や出張者もいる。そんな人たちの憩いの場でもある。
『まりちゃん』は2002年4月に先代から引き継ぐ形で始めた店で、そのときに店名を改め、今の場所1ヶ所に縮小した。そして、当初から実家の家業が弁当販売店で味のことがわかっている安田さんが厨房で自ら腕を奮っている。そのため、混雑している毎日なので、安田さんと店で顔を合わせることはほとんどない。
料理は刺身や寿司などの定番から、鰻重など各種揃っている。しかもメニューの中から6品を選んで340バーツ(約1240円)という特別価格も用意。和食がまったくわからないタイ人でも、写真を見て興味があれば試せるというメリットがある。
タイ南部はイスラム系の過激派による爆弾テロ事件が散発し、日本外務省も注意を呼びかけているが、ここハートヤイはそう滅多にテロ事件は起こらない。
もし南部を旅していて日本食が恋しくなったら、ぜひ『まりちゃん』に立ち寄っていただきたい。
【執筆 : 高田胤臣】