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【ベトナム】南部ではサイゴンビール、北ではハノイビール

Global News Asia 2015年5月31日 17時0分

 2015年5月31日、南北に細長いベトナムは、東南アジアの他国と比べても南北で国民性の違いが顕著だと言われる。北はやや神経質だとされ、南は南国らしくおおらかだという。

 そのためかどうかはわからないが、ベトナムではその地方で飲まれるビールの銘柄が違う。近くのタイでは全土で飲まれるビールの銘柄は同じだが、ベトナムでは北は「ハノイビール」を主に飲み、南のホーチミンではビールと一言言うと出てくるのは「ビアサイゴン」である。

 いずれにせよ、ベトナムはビールが安い。世界的に見てもトップの安さとも言われるほどで、飲食店で飲んでも2万ドン(約110円)程度でしかない。

 有名銘柄は北部、南部のほか、フエなどの中部にもあるので、各地のビールを現地で味わうというベトナム旅行の楽しみ方もある。

 ベトナム料理各種もビールに合うものが多い。生春巻きなどが代表だが、使用される香草が苦手な場合は洋食も楽しめる。日本ではありえないほどの安さで、本格的な釜で焼いたピザなどが食べられる店も少なくない。

 旅の醍醐味。それはおいしいビールとそれに合う現地の食べものに出会うことなのだと思う。
【執筆 : 高田胤臣】

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