2015年6月14日、ベトナムメディアによると、中東呼吸器症候群(MERS)が韓国で感染拡大(4次感染)していることから、警戒を強めている。ベトナム政府は、すでに韓国への渡航自粛を勧告しているが、スロバキアで韓国人男性がMERSを発症したのではないかとの情報もあり、検疫体制の強化を進めている。
感染者は145人(15人死亡・退院10人・治療中120人)に及んでいる。MERSウィルスは新しいウィルスの為、解明されていない部分が多く、中東での感染防止策が、そのまま韓国での流行防止に通用するかどうかも、分かっていない。空気感染はしないと言われていたが、換気の悪い密閉性の高い部屋で、飛沫感染とは思えないエアコンのフィルターを介して感染したのではないかと思われるケースもある。空気感染が100%無いと言いきれるのかどうか疑問も残る。感染経路の確定は困難な個々のケースも多いという。
また、ASEAN各国は、空港での水際対策に力を入れているが、潜伏期間が2~14日あり、入国後に発症した場合を想定して対策を講じている。
MERSの抗ウィルス薬は完成されていないため、根本的な治療方法はなく、感染した場合、症状に合わせた対処療法しかない。体力の弱い人や糖尿病や肺疾患、免疫不全の人が感染した場合のリスクは特に高い。ワクチンも無く予防接種もできないため、終息する見通しはまだない。
【編集 : MM】
感染者は145人(15人死亡・退院10人・治療中120人)に及んでいる。MERSウィルスは新しいウィルスの為、解明されていない部分が多く、中東での感染防止策が、そのまま韓国での流行防止に通用するかどうかも、分かっていない。空気感染はしないと言われていたが、換気の悪い密閉性の高い部屋で、飛沫感染とは思えないエアコンのフィルターを介して感染したのではないかと思われるケースもある。空気感染が100%無いと言いきれるのかどうか疑問も残る。感染経路の確定は困難な個々のケースも多いという。
また、ASEAN各国は、空港での水際対策に力を入れているが、潜伏期間が2~14日あり、入国後に発症した場合を想定して対策を講じている。
MERSの抗ウィルス薬は完成されていないため、根本的な治療方法はなく、感染した場合、症状に合わせた対処療法しかない。体力の弱い人や糖尿病や肺疾患、免疫不全の人が感染した場合のリスクは特に高い。ワクチンも無く予防接種もできないため、終息する見通しはまだない。
【編集 : MM】