Infoseek 楽天

【タイ】撤去が決定したスクンビット・ソイ38人気屋台エリアの移転先

Global News Asia 2015年6月18日 9時0分

 2015年6月18日、バンコクのスクンビットに、クイッティアオ、カオカームー、パッタイなどいろんな屋台が密集し、在住者や観光客が多く訪れる一角がある。BTSトンロー駅からすぐ近くのスクンビット・ソイ38だ。バンコクの名物風景であるこの一角が、バンコク都の命令により、出店している屋台が移転しなければならなくなった。

 指定された移転期日は6月21日。迫る期日を前に、ソイ38の屋台エリアを訪れた。

 移転の報が流れたからか、道路に溢れるほどの客で賑わっている。21日に移転しなければならないような悲壮な雰囲気は微塵も感じない。

 店内でバミー(中華麺)を注文し、店員に気になる移転について聞いてみた。

 店員2人に伺ったところ、21日までに移転しなければならないのは路上で出店している屋台で、店内で営業している店は、移転期限が来年の2月だと話してくれた。

 移転先はいまのところ、エカマイの「ゲートウェイ」が候補として挙がっているようだ。「ゲートウェイ」とはBTSエカマイ駅から直結している大型商業施設である。

 タイでは昨年に軍政権になってからというもの、あらゆる方面で取り締まりが厳しくなっている。昨年11月は、シーロム通り沿いで出店していた屋台が、午前5時から午後7時までの営業を禁じられ移転を余儀なくされた。

 バンコクの名物的な風景である屋台エリアは、今後もさらにバンコク中心部から一つ一つ消えていくのだろうか。
【執筆 : 西尾康晴】

この記事の関連ニュース