2015年6月18日、ベトナムメディアによると、ベトナム政府は、中東呼吸器症候群(MERS)の感染が韓国で拡大していることから、すでに先週、韓国への渡航自粛勧告を出した。
隔離対象者は6,508人(感染者は162人、死者21人)に及んでいる。潜伏期間はこれまで最長14日間とされてきたが、一部には「15日以降に発症した、潜伏期間は最長42日間の可能性も」との情報もある。隔離対象者以外からも、感染者が見つかっている。昨日、WHO(世界保健機関)は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には該当しないものの、航空機で世界を自由に行き来できる現代では、感染症の予期せぬ感染拡大の可能性がある。各国の公衆衛生管理者が航空関係者との連携を強め医療機関とともに感染対策を徹底すべきだと呼びかけた。
MERS感染が拡大している中で、激減した観光客を何とか感染騒動前の水準に戻そうと、韓国政府が15日に発表した施策は、6月22日以降、韓国を観光の為に訪れた外国人が、万が一、MERSに感染した場合、旅行費用や治療費の全額と、見舞金3,000米ドルを、また死亡した場合は1億ウォン(約1100万円)を支払うというもの。
韓国政府 文化体育観光部では「安全な韓国を広くPRしていきたい」と話しているが、ベトナムの見識者からは「MERS感染を終息させ、感染が拡大した経緯や、再発防止策を具体的に説明するのが先ではないか」との疑問視する声が上がっている。韓国国内からもこの施策については、肯定的な意見は少なく、批判が多い。
ベトナムでも、空港などでの検疫体制の強化を進めているが、入国後に発症した場合を想定して対策を講じている。
【編集 : MM】
隔離対象者は6,508人(感染者は162人、死者21人)に及んでいる。潜伏期間はこれまで最長14日間とされてきたが、一部には「15日以降に発症した、潜伏期間は最長42日間の可能性も」との情報もある。隔離対象者以外からも、感染者が見つかっている。昨日、WHO(世界保健機関)は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には該当しないものの、航空機で世界を自由に行き来できる現代では、感染症の予期せぬ感染拡大の可能性がある。各国の公衆衛生管理者が航空関係者との連携を強め医療機関とともに感染対策を徹底すべきだと呼びかけた。
MERS感染が拡大している中で、激減した観光客を何とか感染騒動前の水準に戻そうと、韓国政府が15日に発表した施策は、6月22日以降、韓国を観光の為に訪れた外国人が、万が一、MERSに感染した場合、旅行費用や治療費の全額と、見舞金3,000米ドルを、また死亡した場合は1億ウォン(約1100万円)を支払うというもの。
韓国政府 文化体育観光部では「安全な韓国を広くPRしていきたい」と話しているが、ベトナムの見識者からは「MERS感染を終息させ、感染が拡大した経緯や、再発防止策を具体的に説明するのが先ではないか」との疑問視する声が上がっている。韓国国内からもこの施策については、肯定的な意見は少なく、批判が多い。
ベトナムでも、空港などでの検疫体制の強化を進めているが、入国後に発症した場合を想定して対策を講じている。
【編集 : MM】