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【タイ】バンコク最大のスラムを舞台にしたミュージックビデオが公開

Global News Asia 2015年8月12日 11時0分

 2015年8月12日。1000以上ものスラムエリアがあるバンコクの中で最大規模と言われているのがクロントゥーイスラムだ。

 このクロントィーイスラムを舞台にしたミュージックビデオ撮影が今年6月に行われた。ミュージックビデオで曲を披露するのは、バンコクを拠点に音楽活動を行う伊藤タケシ氏だ。

 「クロントィーイスラムでミュージックビデオを撮影したのは初めてです」そう話してくれたのは、同スラムを支援するドゥアン・プラティープ財団のラダパン国際部長。

 ドゥアン・プラティープ財団とは、1978年にアジアのノーベル賞と言われている「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞したプラティープ氏が設立した財団だ。
財団は教育や医療をはじめ、40年近くクロントゥーイスラムを支援している。

 撮影当日はラダパン国際部長をはじめ、財団創設者のプラティープ氏も加わり、スラム内の幼稚園でライブ演奏を披露するシーンや、スラム住民の家屋内などで撮影が行われた。

 ミュージックビデオ内で演奏されている「昨日より今日へ、また明日へ」はi-Tuneで販売。

 伊藤タケシ氏は「売上げのすべてをドゥアン・プラティープ財団へ寄付する」と話してくれた。

 「昨日より今日へ、また明日へ」のミュージックビデオはYou Tubeにアップされている。
【執筆 : 西尾康晴】

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