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【ミャンマー】ミャンマー洪水被災者への支援物資買占めにより生活物資が値上がり

Global News Asia 2015年8月14日 10時0分

 2015年8月14日、地元メディアによると、7月の中旬にミャンマー中部ザガイン州の大雨から始まった洪水被害は、8月初旬にはチン州ラカイン州にも広がり、これまでに死者は100人を超え、被災者は100万人近くに達した。

 現在も多くの人が避難生活を強いられており、また土砂崩れ等によって物流手段を失くし、通信網や電気の供給が分断されて孤立している地域も多い。

 ヤンゴン市を中心に学生や地域の団体、有志によるボランティア団体、ミャンマーの民間企業などが義援金を募って、個別に飲料水や食料、油などを購入して被災地に届けているが、支援物資を大量に購入することにより物不足が引き起こされ、市民の生活物資が値上がりしている。

 あるマーケットでは、これ以上の値上がりを防ぐ為に購入に限度を設けている所もある。今回の洪水により水田にも甚大な被害が出ており、今後コメ不足になる事も予想されることから、ミャンマー政府は今月4日、隣国のみならず国際的な緊急支援を要請した。
【翻訳/編集 : 竹永ケイシロ】

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