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【タイ】マハーサラカム県政150年で4万人の舞い

Global News Asia 2015年8月24日 11時0分

 2015年8月22日、イサーンのへそとも言われるマハーサラカム県のムアン市で、県政施行150年を記念したイベントが開催された。

 県内出身歌手たちの歌に続いて、県内から集まった女性たち4万人が埋め尽くして、市内中心部の目抜き通りで壮大な舞いが披露された。

 マハーサラカム県は、タイ東北部コンケーンの東にあり、イサーンとも呼ばれる東北部のほぼ真ん中に位置し、地場産業は稲作と綿製品。しかし、隣のコンケーンに倣い、学究都市を目指した街作りをして来た。ムアン市には大小の公立、私立の高校や大学が建ち並び、多くの学生たちが街を行き交っている。

 22日お昼過ぎ、市内中心の時計台交差点に設置されたステージでは、県内出身の作曲家兼プロデューサーであり、昨年大ヒットしたインリー・シーチュンポンの「コーチャイターレークバートー」のプロデューサーとしても知られるサワッド・サラカム氏が登場。伝統楽器の第一人者でもあるサワッド・サラカム氏によるソー・ドゥアンの演奏が式典の幕開けを告げた。

 続いて、サワッド氏の門下生である歌手たちが続々と登場。35度以上になった日照りの下で、ステージ前に集まった人々の歓声があがった。中でもラムヨン・ノンヒンハーオさんは、この日のためにサワッド氏が作った曲「ハック・ドゥー・マハーサラカム」(愛するマハーサラカム)を披露すると会場は、熱狂に包まれた。

 ラムヨンさんは、歌手になるまで同市内のラーチャパット大学を卒業して、同大学で教鞭をとっていたという変わり種。この日は、まさに地元に錦を飾るステージだった。

「生れ故郷の記念すべき行事で、この日のためにサワッド先生が作られたお祝いの歌を歌わせていただく事ができて、とても光栄に思っています。これからも故郷の発展を、微力でも尽くして行きたいと思っています。」と語っていた。

 この日最大の見せ場は、午後2時過ぎ、時計台交差点を中心に黄色の上着に伝統のスカート、パートゥンをまとって、県内全域から集まった女性たちによって、伝統的な踊りラムチャンパーシリーが壮大に披露された。この日集まり道路を埋め尽くしたのは、4万人あるいは、5万人ともアナウンスされている。
【取材/執筆 : そむちゃい吉田】

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