2015年9月1日、ラオスは自国通貨の信用度がまだまだ低いからか、他国の通貨も同時に利用できるようになっている。
これはカンボジアやベトナムも同様で、自国通貨の場合は桁数が大きくなってしまい、小さな買いものでは自国通貨、大きな買いものは米ドルに使い分けているようである。
ラオスでは米ドルのほかにタイ・バーツも利用できるようになっている。2000年前後はむしろタイ・バーツの方が使いやすかったが、2010年ごろからラオス政府も自国通貨の利用を推奨しており、街中で使うのはラオス・キップになってきた。
しかし、買いものの小さな単位が1000以上ではあるものの、少し高いものだと数万から数十万キップになるため、非常に使いづらい。そのくせ、紙幣でよく出回るのは5万キップ札で、10万キップ札などはそう見かけることはない。
そのため、ラオス人は自然と自国通貨と米ドルやタイ・バーツへの換算が素早くなる。ラオス人は1万キップを40バーツと計算して、細かい釣り銭はラオス・キップにしたりしていた。
最近は、実際のレートが1万キップあたり42バーツレベルになっている。1バーツが235キップ相当なのだが、高級レストランなどちゃんとしたところでも採用レートが1バーツあたり240キップにしていたりすることもあり、今現在はラオスにおいての支払いはバーツの方がよくなっている。
このように、ラオスでは日本では考えられない方法で出費を抑え、市井の人々でさえマネーゲームをする頭脳がなければ商売はできないようであった。
【執筆 : 高田胤臣】
これはカンボジアやベトナムも同様で、自国通貨の場合は桁数が大きくなってしまい、小さな買いものでは自国通貨、大きな買いものは米ドルに使い分けているようである。
ラオスでは米ドルのほかにタイ・バーツも利用できるようになっている。2000年前後はむしろタイ・バーツの方が使いやすかったが、2010年ごろからラオス政府も自国通貨の利用を推奨しており、街中で使うのはラオス・キップになってきた。
しかし、買いものの小さな単位が1000以上ではあるものの、少し高いものだと数万から数十万キップになるため、非常に使いづらい。そのくせ、紙幣でよく出回るのは5万キップ札で、10万キップ札などはそう見かけることはない。
そのため、ラオス人は自然と自国通貨と米ドルやタイ・バーツへの換算が素早くなる。ラオス人は1万キップを40バーツと計算して、細かい釣り銭はラオス・キップにしたりしていた。
最近は、実際のレートが1万キップあたり42バーツレベルになっている。1バーツが235キップ相当なのだが、高級レストランなどちゃんとしたところでも採用レートが1バーツあたり240キップにしていたりすることもあり、今現在はラオスにおいての支払いはバーツの方がよくなっている。
このように、ラオスでは日本では考えられない方法で出費を抑え、市井の人々でさえマネーゲームをする頭脳がなければ商売はできないようであった。
【執筆 : 高田胤臣】