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【タイ】ナショナルハーブエキスポーバンコクで開催

Global News Asia 2015年9月3日 10時0分

 2015年9月2-6日、バンコクのインパクト・ムアントンタニで、第12回ナショナルハーブエキスポ2015が行われている。(タイ保健省主催・入場無料)。

 毎年恒例となっているこのタイハーブ展示会も今年で12回目を迎え、2日の初日は昨年を上回る1万人を超える入場者数となり大変な賑わいをみせた。今年の総入場者数は昨年の20万人を超える見込み。

 予防医学としてのタイ医学の普及は、タイ保健省のコンセプトの中でも大きな柱の一つ。2500年以上の継承を誇るタイ医学を、改めて伝えていきたいとする流れが年々高まってきている。人々が健康について考えるとき、身体にやさしい自然療法であるタイ医学の要素をまず最初に思い浮かべるような、そんなライフスタイルになっていってほしいという願いが込められている。タイ医学を通じて、健康増進・長寿をめざそうという理念だ。

 タイハーブをふんだんに使ったタイ料理、カプセルや錠剤にして飲みやすくしたタイハーブサプリ、調合薬のための粉末バージョンなどから、クリームやマッサージオイル、シャンプー、石鹸、温熱シップなど今年も多数の新商品を加えたブースが並ぶ。ワットポータイトラディショナルメディカルスクールを始めとするタイ古式マッサージ、またアパイブベート病院などのタイ医学を統合医療として取り入れている病院など今年も500を超えるブースで賑わっている。

 この展示会のために東北地方から訪れたというタイ人女性は「自分の健康管理にタイハーブやタイ古式マッサージは欠かせません。タイが誇る素晴らしい文化を、タイ人としてもっと勉強したいと毎年この展示会を楽しみにしています。日常に取り入れやすい新商品をみつけるのもとても嬉しいです」とたくさんの買い物袋を見せてくれた。

 特設ステージではタイハーブの身近な取り入れ方や簡単にできるセルフマッサージの方法などが連日紹介され、初日からほぼ満席の会場では、真剣に耳を傾ける来場者であふれ、人々の健康意識の高さを感じさせる。

【執筆/撮影 : タイ医学研究家 宮原由佳】

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