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【タイ】建設費に隔たり 中国支援の新鉄道着工延期

Global News Asia 2015年9月16日 9時0分

 2015年9月16日、タイ東北部ラオス国境ノンカーイ県と東部ラヨーン県マプタプット港を結ぶ予定の新鉄道が、中国側が提示した建設費が、タイ側が見込んでいたものより高額だったため、予定より遅れる事になった。

 中国雲南省からラオスを南下する鉄道が、タイを縦断してタイ湾に面したマプタプット港へ通じる新鉄道計画は、中国の支援を受けて10月23日の着工を目指して進められて来た。

 しかし、先日行われた協議の中で、中国側が提示した建設費が、タイ側が見込んでいた額より30%も高額であった為に、詳細な計画内容の提示を、中国側に要請した。このため、工事着工は早くても今年12月以降にずれ込む事になったもの。

 中国の支援で建設されるのは、標準軌による複線中速鉄道で、ノンカーイからナコンラチャシマー県、サラブリー県ゲンコイを経て東部ラヨーン県マプタプットに至る734キロメートルと、ゲンコイとバンコクを結ぶ133キロメートルの区間。

 タイ側は当初、建設費を約4000億バーツ(約1兆3300億円)と見込んでいた。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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