2015年9月30日、タイのシハサック・プアンゲッゲオ駐日タイ王国特命全権大使は、東京・日本記者クラブで会見した。中国ニュース通信社のRecord Chinaが伝えた。
中国の台頭について「大国となった中国は、我々が守っている規範やルールを尊重しなければならず、地域の平和と安定に責任を伴う」と指摘した上で、「中国が平和的に台頭できるようにスペース(余地)を与える必要がある」と強調、現在の世界秩序の中で中国にもっと「発言権」を与えるべきだとの考えを示した。
アメリカのアジアへのリバランス(回帰)は歓迎するが、(中国)封じ込め政策にならないよう望みたい。封じ込めは平和と安定にはマイナスに作用してしまう。日本、米国、中国、韓国が調和のとれた関係を構築していくことを期待したい。米中間には、大きなテーマが存在しているので、両国は互いに協力していく方法を編み出している。
また安保法案成立で、日本の自衛隊が南シナ海を監視する案があることについて「既に米国第七艦隊やベトナム、マレーシア、フィリピン、中国の船が活動しており、南シナ海での過剰な軍事化は避けなければならない。外交的な問題の解決がより複雑になってしまう」と述べ、自衛隊の派遣に反対する考えを明らかにした。
【編集 : RC】
中国の台頭について「大国となった中国は、我々が守っている規範やルールを尊重しなければならず、地域の平和と安定に責任を伴う」と指摘した上で、「中国が平和的に台頭できるようにスペース(余地)を与える必要がある」と強調、現在の世界秩序の中で中国にもっと「発言権」を与えるべきだとの考えを示した。
アメリカのアジアへのリバランス(回帰)は歓迎するが、(中国)封じ込め政策にならないよう望みたい。封じ込めは平和と安定にはマイナスに作用してしまう。日本、米国、中国、韓国が調和のとれた関係を構築していくことを期待したい。米中間には、大きなテーマが存在しているので、両国は互いに協力していく方法を編み出している。
また安保法案成立で、日本の自衛隊が南シナ海を監視する案があることについて「既に米国第七艦隊やベトナム、マレーシア、フィリピン、中国の船が活動しており、南シナ海での過剰な軍事化は避けなければならない。外交的な問題の解決がより複雑になってしまう」と述べ、自衛隊の派遣に反対する考えを明らかにした。
【編集 : RC】