【インドネシア】小型プロペラ機 墜落、捜索3日目ーERも受け入れ態勢で待機

　2015年10月4日、インドネシアメディアによると、2日14時25分(現地時間)、インドネシア中部のスラウェシ島で、マサンバ発マカッサル行きのアヴィアスター(Aviastar)航空機が消息を絶った。離陸時のマサンバの天気は良好だったが、離陸して11分後の14時36分連絡が取れなくなった。

　使用機材は双発プロペラ機のボンバルディアDHC-6-300型機。不明機には、乗客7人(乳幼児2人、子ども1人、大人4人)と乗員3人の計10人が搭乗していた。

　3日目の今日は、マサンバから20マイルの位置を中心に、半径15マイル範囲で、上空からは航空機や軍ヘリコプター6機が朝6時30分から。地上では軍、警察、赤十字の合同チームが160人態勢で朝5時から捜索を続けている。山岳地域で深い渓谷もあり捜索は難航している。また、航路から左の海上の捜索も行っている。生存者の存在を信じて緊急治療室(ER)も受け入れ態勢を整えている。

　DHC-6-300型機は、現在、日本の空を飛んでいない。新造機のDHC-6-400型機を使用し、第一航空が沖縄離島路線で運航していたが、8月28日、粟国空港で着陸時にオーバーラン事故を起こし機体が損傷した事があった。

　事故を起こした航空会社アヴィアスター(Aviastar)は、2003年に設立され、DHC-6-300型機を4機。小型ジェット機のBAE146-200型機を2機運航していた。2009年4月にはBAE146-200型機の墜落事故があった。インドネシアでは、航空機の墜落事故が相次いでいる。
【編集 : MM】