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【バンコク】プッサパータイ式マッサージ専門学校ー11月末に閉校

Global News Asia 2015年10月26日 7時8分

 2015年11月30日、外国人で唯一の タイ国文部省正規登録SohChoh11(ソーチョー11)タイ式マッサージ科 日本人教諭が教えてきた、プッサパータイ式マッサージ専門学校(タイ国文部省認定)が閉校する。

 15年間にプッサパーでタイ式マッサージを学んだ約2,500人の卒業生は、ほぼ6割は日本人、4割は欧米、オーストラリアを始め世界中の国々からの向学心あふれた生徒だった。

 開校以来、2015年の現時点まで、奥深い理論や実技を日本語で教えてくれる学校はプッサパーだけだった。閉校の理由はどうやら藤垣教諭の人生観”潔い引き際”にあるらしい。

 閉校に向けて、卒業生全員に送ったメッセージには『”諸行無常”、形有るものも無いものも全て、長期に亘り存在することはできません。その延長線上にあり、閉める一番大きな理由は、長い間考えてきた、自分の生き方としての”引き際”です。というのは、引き際が悪く、心身共に衰えがあるのに、後進に後を譲らない政財界のトップを長年見てきて、もちろん私はそんな人々のように大物ではありませんが、「あんな風に、最後の社会活動をして終わりたくない」「体や心が、まださほど衰えていないうちに、潔く終わろう」と考えて来たからです』と書かれていた。

 藤垣教諭は併設のマッサージ店について「残念ながら、私がタイに来た20年前には多くあった”正統なタイ式マッサージ店”が激減して、学校の周辺は風俗マッサージ店が多くなってしまいました。学校は11月末で閉校しますが、マッサージ店 は、12月に改装して2016年1月からオープンし、従来通りの”正統な タイ式マッサージ”を行っていく予定です」と話す。

 藤垣教諭は、日本(静岡県浜松市)に帰り、プッサパーのコースを教えたり、翻訳やタイの伝統医学の研究を続け、症状軽減のマッサージをして、少しでも多くの人を楽にしてあげたいと考えているそうだ。従って、世界中の卒業生(特に日本の卒業生にとって)、今後の受講や、コンタクトの可能性を残しての、いわば移動となる。
【編集 : FX】

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