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【タイ】東北の街ウドンタニー 赤い睡蓮(スイレン)の湖がこれからの見所

Global News Asia 2015年11月3日 9時0分

 2015年11月3日、タイ東北地方の外れで最も発展しているウドンタニー県では、来月12月~来年の2月まで赤い睡蓮(スイレン)が咲く湖がシーズンとなる。湖一面に赤い花が咲き乱れ、明け方は朝陽と共に花が開く瞬間を観察できる。

 この湖は「タレーブアデーン」と呼ばれ、タイ人を中心に数年前から注目される観光スポットになっている。睡蓮の花はほかにも様々な色があるが、このノンハン湖では36キロ平方メートルが赤一色に染まるというかなり珍しい風景が見られる。

 ウドンタニー市内からはタクシーで所要1時間はかかる(往復約1200~1500バーツが相場)。そのため、朝陽も一緒に見たい場合は早朝5時には市内を出発しなければならない。

 ボートは現地で手配できる。乗り合い船でひとり150バーツ(約520円)、小型ボートを1艘チャーターで300バーツ(約1040円)、中型で500バーツ(約1720円)となる。乗り合いと小型はおよそ1時間程度、中型は奥まで入ってくれるので2時間程度となる。チャーターは共に10人まで乗船が可能だ。朝陽に興味がない観光客はだいたい7時ごろから集まり始めていた。(料金相場は昨シーズンのもの)

 ボートに乗り込むと穏やかな湖面を滑るように進んでいく。航路は観光用に睡蓮がどかしてあり、花を傷めることはない。空が東から徐々に赤みを帯びていくと、縮こまって水面に浮かんでいた花が開いていく。そして、陽がだいぶ上がったころに一面が薄紅の絨毯になる。タレーブアデーンが最も美しいのは1月。11月以降はウドンタニーも肌寒くなり、特に朝陽も見る場合は防寒着は必須だ。

 2015年シーズンから駐車場整備などが進んでおり、ウドンタニー県としても観光スポットとして力を入れ始めている。そのため、今シーズンから週末はホテルなどが取りづらい状況になる。興味のある方は早めに予約をしていくべきだろう。
【執筆 : 高田胤臣】

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