2015年11月6日、ベトナム民間航空局は、11月15日からホーチミン市のタンソンニャット国際空港の混雑解消と利便性を向上させるため、出国時の税関検査と保安検査を1本化する予定を進めている。
現在、同空港国際線ターミナルは、出国検査場の前に税関検査を受け、出国後に保安検査を受けるため、列に2度並ぶ必要があり時間かかることで有名だ。
タンソンニャット国際空港は、ホーチミン市の中心部からも近く便利な立地にある空港だが、空港施設や空港職員の態度、サービスなどの評価が低く、アジアの主要国際空港ワースト10の常連となっている。
そのため、ベトナム政府は、空港利用者評価を改善させることが急務と位置付けており、今回の2カ所の検査場の一本化もその対策の一環で、利用者にとっては、利便性の向上が期待できる。
しかし保安検査の簡略化とも思われる今回の1本化は、安全面の軽視だと不安視する声もあり、それらの声にどう説明し、対応していくかも課題となる。
【執筆 : 我妻伊都】
現在、同空港国際線ターミナルは、出国検査場の前に税関検査を受け、出国後に保安検査を受けるため、列に2度並ぶ必要があり時間かかることで有名だ。
タンソンニャット国際空港は、ホーチミン市の中心部からも近く便利な立地にある空港だが、空港施設や空港職員の態度、サービスなどの評価が低く、アジアの主要国際空港ワースト10の常連となっている。
そのため、ベトナム政府は、空港利用者評価を改善させることが急務と位置付けており、今回の2カ所の検査場の一本化もその対策の一環で、利用者にとっては、利便性の向上が期待できる。
しかし保安検査の簡略化とも思われる今回の1本化は、安全面の軽視だと不安視する声もあり、それらの声にどう説明し、対応していくかも課題となる。
【執筆 : 我妻伊都】