【タイ】首都警察が交通渋滞軽減への計画を発表

　2015年12月2日、タイ警察庁長官がバンコク首都警察に、今後3ヶ月以内に交通渋滞の軽減を実現せよと厳命した事に対して、首都警察本部と交通課は渋滞解消のための5つの計画を発表した。

　タイ警察庁長官がバンコク首都警察長官に対して3ヶ月以内のバンコク都内の渋滞を4-50％軽減せよと命じたのは、先週26日のこと。タイ庶民の間では、クビにしたいための無茶な命令だと同情すら寄せられていた。

　こうした事態にバンコク首都警察本部交通課は、30日になって問題への取組みとして以下の5つの計画を発表した。
1:違法駐車の徹底取締りと運転手摘発と罰金の科料
2:バス停での二重駐車取締り。都内46ヶ所で重点取締り
3:11の幹線道路での通行方法の見直し
4:高速道路上での取締り強化
5:違反者や違法行為に対して、ドライバーからの苦情受付と早急な対応

　現在バンコクは、昨年比だけで30万台の車が増えており、ある統計では世界で二番目に酷い渋滞都市と言われ、都内の自動車の平均速度は時速18キロメートルとノロノロ状態だ。また、世界保健機構による調査では、世界で二番目に交通事故による死亡が多いとされた。

【翻訳/編集 : RD】