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【タイ】バス、鉄道の無料サービス一転継続へ

Global News Asia 2015年12月9日 17時0分

 2015年12月9日、タイ軍政は、廃止するとしていた公共交通機関バスと鉄道の無料サービスを当面4月末まで継続することを確認した。

 公共交通機関の無料サービスは、低所得者層への支援と景気対策として続けられているが、今年初頭7月末でサービスを終了すると発表された。しかし、その後、代わりの対策が不十分として年末までサービスが延長されていた。しかし今回、未だに代替サービスの具体化も明らかにされないまま今年2度目の延長処置となった。

 この無料サービスは、バンコクの都営バスとタイ国鉄でタイ人のみを対象に実施されている。鉄道では、乗車時にIDカードの提示を求められているが、バスは外国人でもフリーパスになっている。しかし、車体数カ所にタイ語で「国民の税金によって提供されています。」という告知がされている。

 5月以降の対策として、タイ国交省では高齢者と障害者、そして12歳以下の児童は無料、中学生1/3、高校生2/3とする案が検討されている。しかし、いずれも低所得者としての登録を前提としており、解決するべき問題は少なくない。

 また、現在の景気停滞感が無料サービス廃止を見送る実質的な原因でもあり、さらなる景気浮揚策の実施が急がれている。

【翻訳/編集 : KK】

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